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ブリブリもカッコ良さも出すのが真のあざとさ。アイドル卒業から2年で稲場愛香がソロデビュー

斉藤貴志芸能ライター/編集者
撮影/松下茜

Juice=Juiceを2022年5月に卒業した稲場愛香がソロデビューした。両A面シングル『圧倒的LOVE/Pink Temperature』では、持ち前のあざといかわいさとダンスのカッコ良さが全開で、さらに新たな顔も見せている。もともとソロ歌手としての活動は想定してなかったのを、覚悟を決めて挑んだという。2年を経て、さらにアイドルらしい“まなかん”が目指していくものは?

また1から歌と向き合う覚悟をしました

――ソロデビューは「できると思わなかった」と話されてますね。

稲場 ビックリしました。ソロデビューするためにグループを卒業したわけではなかったので。1年くらい前にお話を聞いたときは驚きと喜び、ソワソワにワクワクと、いろいろな気持ちでした。

――卒業発表のコメントでは「ダンスの勉強をもっとしたい」「自分の可能性を広げてみたくなりました」とのことでした。

稲場 いろいろなことに挑戦したいなと思っていたんです。歌からも完全に離れるつもりはなくて、M-line club(ハロー!プロジェクト卒業生)でのライブ活動もやっていました。でも、ソロデビューとなると、今まで以上にレベルアップしないといけない。また1から歌と向き合う覚悟が最初はできてなくて。お話をいただいてから、「がんばりまなかん」しようと決心しました。

ジャンルに捉われずいろいろ踊って

――卒業してからの2年間に、実際にダンスを改めて勉強したんですか?

稲場 そうですね。以前はグループ活動がメインで、プライベートでダンスを研究する時間はなかなかありませんでした。卒業後に(Juice=Juiceの)植村あかりさんや段原瑠々ちゃんと、ハロー!プロジェクト以外の楽曲を踊る機会が増えています。

――ジャンル的にはどんなダンスを?

稲場 K-POPっぽい振付だったり、ジャズヒップホップふうの迫力はあるけど女性らしい動きだったり。ジャンルに捉われず、いろいろ踊っています。何かを作り上げるというより、とにかくダンスを楽しみました。

カラオケに行くと1人で50曲歌います

――ソロデビューシングルを聴くと、ボーカル力も上げたようですね。

稲場 歌のレッスンはしばらく受けてなくて、ソロデビューが決まってから、昔ずっとお世話になっていた先生に久しぶりにお願いしました。それも大事ですけど、私の場合、自分を理解することが大切なタイプだと思うので。レッスン以上に、1人でカラオケに行く時間が多い2年間でした。

――普通にカラオケボックスとかに?

稲場 よく行きます。1人で5~6時間歌い続けると、50曲とかになるので、コンサート2公演分(笑)。ちょっと疲れたら焼きそばを食べたり、サザン(オールスターズ)のライブ映像を流したりしながら、まったりと過ごしていました。

――どんな曲を歌っていたんですか?

稲場 本当にいろいろです。男性曲も多くて、back numberさんやサザンさんの曲をキーを上げて歌ったり。いつも歌うのは西野カナさん。高音を磨くのにいいなと思って。あとは、M-lineのライブで歌うハロプロ曲も練習しました。

音を意識して曲を聴くようになりました

――普段聴いている曲も幅広いんですか?

稲場 昔からいろいろな曲を聴いてますけど、歌詞に共感して好きになっていたのが、ソロデビューが決まってから、音を意識するようになりました。イヤホンだけでなくヘッドホンも買って、自分がどんな楽器が好きとか発見もあって。音に敏感になったと思います。

――そう実感することがあると?

稲場 この前、リリースイベントで歌う曲のカラオケ音源の最初に、ちょっとだけ息の音が入っているのに気づきました。カットしきれなくて残っていたみたいで、同じ音源をバースデーイベントで使ったときには気づかなかったんです。耳が少し良くなったみたいで、音楽がより楽しくなりました。

前世で何かあったと思うくらい二胡が好きで

――サウンド的にはどういう感じが好きだと?

稲場 専門用語がわからないんですけど、キラキラした音とポロンポロンした音です(笑)。どこか切なくなるような。『圧倒的LOVE』のオチサビのところは、もともとエキゾチックな太鼓みたいなポコポコポコという音が入っていたんです。でも、恋心を歌ったので、キラキラした音を際立たせたいと思って、初めてトラックダウンに参加させてもらいました。

――スタジオでバックトラックに関する要望を出したんですか?

稲場 皆さんが「Aメロのベースを上げたい」とかひとつひとつ相談しながら、バランスを決めていくのを見て、オチサビでは「キラキラ音を強くしたいです」と意見を言わせていただきました。でも、そうするとリズムが取れなくなってしまって。ポコポコした太鼓の代わりに、デジタルのディリラリラ……みたいな音を入れてもらいました(笑)。

――楽器では何を好きになったんですか?

稲場 二胡です。前世で何かあったのかと思うくらい、心が震えて涙が出そうになります。もともと昔の時代がコンセプトの携帯ゲームとかで音を聴いて好きだったんですけど、それが二胡だと知らなくて。寝る前に睡眠導入の動画を検索していたら、中国の音楽で二胡のメロディが出てきて、「この楽器の音だったんだ!」と知りました。

1人で歌うから聴く人が飽きないように

――ソロデビューシングルでは、両A面の2曲にアディショナルの3曲が全部色合いが違います。自分ではどんな路線で行きたいとか、あったんですか?

稲場 ひとつに絞りたくはなかったです。グループ時代から私に合うと思ってもらっているカッコいいダンスナンバーもやりたいし、あざといキャラもあるので(笑)、かわいらしいブリブリの曲もやりたい。今回の両A面はまさに対照的で、「こんなに違う顔がある」というギャップを見せられました。アディショナルには聴かせるバラードも今ドキな曲もあって、やりたいことが全部詰まったシングルになっています。

――趣味的に特に好きとか、歌いやすい曲はありますか?

稲場 それぞれ違った難しさがありますけど、ソロで歌うので曲の中の流れは今まで以上に意識しています。グループでは、自分の声に合うフレーズや音程感で歌割りをいただいたので、そこを頑張る感じで、歌い方を大きく変えることはしてきませんでした。でも、1人で全部歌うなら、聴いていて飽きないようにしないといけない。緩急を付けて、オチサビでちょっと落としてみたり、Bメロで息を多めにしたり。『Pink Temperature』ではサビを裏声で強く歌いすぎないとか、こだわりをひとつひとつに持ちました。

――こんなに引き出しが多かったんですね。

稲場 『C\C(シンデレラ\コンプレックス)』のソロバージョンでは、ちょっとですけどラップにも挑戦できました。

求められるうちはあざカワでやりたいです

――『圧倒的LOVE』のようなディスコサウンドにも馴染みはありました?

稲場 あります。この曲はちょっとB’zさんを思い出すと言ってもらってますけど、ギターの感じとか、90年代ふうの懐かしい音も好きです。

――あざとさも発揮されました(笑)。

稲場 無意識で出る部分もあるので(笑)、消えなければいいなと。26歳なので、いつまでこの路線で頑張れるか? というのはあります。けど、ファンの皆さんに「70歳になるまでツインテールしてね」とか「あざカワなまなかんが好き」と言っていただけるので、求められるうちはやりたいです。

――MVではカッコいいダンスにあざといポーズが入ってます。

稲場 最初に曲を聴いたときはブリブリなアイドル路線で、アニメ主題歌になったら嬉しい感じでした。それが制作しているうちに、だんだんロックな感じが際立ってきて、かわいいとカッコいいの共存だと、解釈が変わっていった曲です。どっちも持っているのが真のあざとさかなと、最近は思うようになりました。ただかわいくしているだけでなく、凛とした部分が散りばめられていたり、何でも兼ね備えている=あざとい。そういう意味で完璧さを求めて、この曲は作りました。

レコーディングで自分の意見を言うように

――ソロでのレコーディングは、グループのときと違いはありますか?

稲場 すべてがガラリと変わりました。ディレクターさんが初めて一緒にお仕事させていただく方で、グループの頃のレコーディングは1時間半くらいだったのが、4時間は取るようになりました。「自分の意見が大事だよ」と言ってくださるディレクターさんで、じっくり相談しながら録っています。今までは「こういうふうに歌って」と言われたことに応えるタイプでしたけど、「こっちのほうがいいと思います」と言ってみたり。それがソロとしての責任かなと、試行錯誤しながら歌っていました。

――その分、レコーディング時間が増えたと。

稲場 そうですね。歌ってみて、どっちがいいか考えたりもするので、テイク数がだいぶ多くなりました。

――体力はより使うでしょうね。

稲場 はい。1人ですべてをやらなければいけないし、歌えば歌うほどノドは疲れてきて、スケジュール的にそれでも録らないといけない日もあって。『チャプターⅡ』のときは普段よりハスキーな声でしたけど、その声で何とか歌ったからこそ、切なさやグルーブ感が出て良かったです。

――ライブでは音源と違う声になっています?

稲場 どの曲もライブのほうがパワー感があります。生で披露するときは、ギリギリな高音をイチかバチかで当てる切羽詰まった感じが、合っていたりするので。音源では、自分で『LOVE is BLIND』を聴いて「本当に私ですか?」と心配になるくらい(笑)、かなり深く広い声を出したりもしています。今までにない私の声をヘッドホンとかで聴いてもらえたら、違いも楽しんでいただけると思います。

吐息を多めにセクシーな歌声で

――『Pink Temperature』は少し大人寄りな感じですか? 26歳の等身大ですか?

稲場 年齢的には等身大だと思いますけど、自分的には大人まなかんを意識しています。最近いろいろなアーティストさんの曲を聴いている中で、この『Pink Temperature』はこういう感じがいいとインスパイアされました……という話も、ディレクターさんにお伝えしていて。レコーディング中も、ちょっと入り込めないとか、いつもの私の声になってしまうときは、参考にしたアーティストさんの歌を一瞬流してもらって気持ちを作ると、「急に変わったね」と言われました。自分ではわからない部分もありますけど、声で演じるような感覚で、『Pink Temperature』は吐息多めで、かなり大人寄りに歌いました。

――どんなアーティストにインスパイアされたんですか?

稲場 この曲だと、ちゃんみなさんの『Never Grow Up』のアコースティックバージョンです。すごく切なくて、しっとり大人で、セクシーな歌声なんです。

――セクシーさも意識したんですね。

稲場 しました。ただ吐息を混ぜるだけでなく、語尾に色気を足すような息の抜き方を考えたり、逆に声に芯を持たせて高くしたり。技術的な面でもかなり試行錯誤をしました。

眠れない夜は3時半に動画を観ていたり

――この曲のMVみたいに、夜の街を歩いたりすることもありますか?

稲場 あんな素敵な雰囲気で歩いたりはしませんけど、夜型人間で月やきれいな夜景を見るのは好きです。このMVは夜の横浜で撮って、素敵な場所だったのでテンションが上がりました。

――<予感に満ちた三時半>というフレーズもありますが、それくらいの時間に起きていることも?

稲場 あります。寝るのはわりと遅くて、だいたい2時ごろ。ソロデビューの不安や準備とかで眠れない日は、4時や5時になったりもします。3時半ごろに動画を観たり、ヘッドホンで曲を聴いていたりもしますね。

バキバキに踊るのが想像できました

――こういうビッグルーム系のハウスは、踊り甲斐がありますか?

稲場 すごくありますね。初めて聴いたときから、ダンスは絶対カッコ良くなる、間奏はバキバキに踊れると想像できて。Juice=Juiceの頃からずっとお世話になっている先生に振りを付けていただいたので、安心感もありましたし、「ここでフロアが入るよね」みたいな解釈も一緒でした。リリースイベントでは立って踊っていますけど、間奏は毎回かなり激しいダンスになっています。

――ソロ活動では、やっぱりダンスはより見せていきたいと?

稲場 すごく見せていきたいです。ただ、1人で歌いながら踊ると、どうしても制限しないといけない部分もあって、そこは今後どうしていこうかと。いつかはヘッドセットで歌ってみたいので、体力ももっと付けないといけない。サビの歌はある程度支えも入れて、ダンスをメインにする曲があってもいいかなとか、次に向けて、いろいろ考え中です。

――ソロで2時間くらいのコンサートにも備えて?

稲場 ファンの皆さんにも、お話し会で「ソロライブが楽しみ」と毎回言っていただきますけど、現段階ではまだ想像できません。イベントでは最大で7曲。1人で10曲以上歌って踊る経験がないし、自分の曲もまだ少ないので。でも、いつかそんな日が来たら、何があってもいいように準備はしておきたいです。

自分が選んだ道を正解にできるように

――『Pink Temperature』は大人寄りとのことでしたが、今回の5曲で等身大感が強いのはどの辺ですか?

稲場 どれも等身大に感じられる部分があるというか。気持ち的には26歳になり切れてなくて、初々しい感じにも戻れて、かわいらしい曲も共感できます。一方で、『Pink Temperature』が大人と言っても、26歳はもうアラサーですから(笑)。

――アラサーはもう少し先だと思いますが(笑)、『チャプターⅡ』のようなバラードもハマりますか?

稲場 毎回歌うたびに泣きそうになる曲です。私はJuice=Juiceではアルバムが最後だったので、もし卒業の曲を書いてもらっていたら、こうなっていたかなと。ソロで第2章を歩んでいく今のタイミングにもピッタリで、どちらの私でも歌えるのが嬉しいです。でも、私だけでなく、聴いてくださる皆さんがどんな世代の方でも共感できる歌詞だと思っていて。イベントで毎回泣いてくれている方がいるので、何か伝わればいいなと魂を込めて歌っています。

――<もう行かなくちゃ 私・第二章へと>といった歌詞で、思い浮かぶことも?

稲場 卒業コンサートの景色も思い出しますし、<いろいろあるけど楽しい、って言えるように>というのは、どの時期の私にも重なります。今回のソロデビューも本当に不安があって、実際初めてのことだらけで、ついていけないことも多くて。でも、自分が選んだ道を正解にできるようにやっていきたいと、改めて思える歌詞がすごく好きです。

不安に打ち勝って笑顔で立ち続けます

――稲場さんはグループからソロという意味では第2章ですけど、これまでの転機も含めれば、もう3章か4章か……。

稲場 5章か6章か(笑)。確かに、いろいろなことがあった人生なので。

――ファンの方にはいつも笑顔を見せながら、陰では苦しかったことも?

稲場 みんなそうだと思いますけど、全部が楽しい、というわけにはいきませんから。大変だったというより、乗り越えないといけないことが多かったです。だからこそ、今後も乗り越えていきたい。私ならきっと大丈夫と思いたいです。

――ソロデビューへの不安というのも、もう乗り越えました?

稲場 楽曲の制作に、今まで以上に関わらせてもらって。作詞家さん、作曲家さん、たくさんのスタッフさんの想いを背負って、自分が代表して曲を歌っていく。そういう責任感を持って、数字も気にするようになりました。結果を出して、皆さんが頑張っていることも認めてもらいたいので。あと、スケジュールがバタバタしている中で、ソロで私の代わりはいないので。ちゃんと体調管理をして笑顔で立ち続けることでも、不安に打ち勝たないと。

楽屋が静かになったので自分で賑やかにしていて

――ソロでイベントを回るのも、グループ時代とは違うところはありますか?

稲場 すべてのお仕事で、まず楽屋で1人というのに、やっと慣れてきました。昔はメンバーも多かったので、誰かしらしゃべっていたり、遊んでいたり、キャッキャして賑やかでしたけど、今は無音。そこからライブへテンションを上げるのは難しくて、好きなアーティストさんの曲を流したり、マネージャーさんと話したり、自ら賑やかにしている感じです。

――ステージでは、1人で歌うのが気持ち良かったりもしませんか?

稲場 もともとは1人で1曲歌うのはすごく緊張するタイプでした。コロナ禍にハロプロで「The Ballad」というコンサートをやらせてもらったときも、間奏でハケたくなるくらい、手足がブルブル震えていて。自分の歌だけを聴かれることに恐怖がありました。でも、今はそうも言ってられないので。リリースイベント初日はかなり緊張しましたけど、だいぶ慣れてきました。音をハズさないとか、うまく歌うとかだけでなく、みんなにどのくらい伝わるか、反応を見られるようになって、新たな楽しみ方もできています。

――先ほど出た体調管理のためには、どんなことをしていますか?

稲場 栄養ドリンクとかビタミンとか、摂取するものは多くなりました。気持ちだけではどうしようもないこともあるので、少しでもノドが痛かったら早めに葛根湯を飲んだり、自分の異変に敏感になって。あとは、なるべく睡眠を確保するようにしています。お風呂にゆっくり、まったり入るタイプだったのが、シャワーで1日の疲れを洗い流したら、あとは寝る! みたいな(笑)。

IUさんが歌でも演技でもロールモデルです

――卒業したときの、タレント、演技、モデルなどいろいろやりたいというビジョンは、今も変わりませんか?

稲場 まったく変わってないです。この2ヵ月はソロシングルのリリースでいっぱいいっぱいでしたけど、落ち着いたらすぐにでも、いろいろなお仕事をさせていただきたいと思っています。最近、雑誌モデルもやらせてもらって、コスメやファッションのイメージも付けていけたらいいなと。まずSNSでの発信は、今からでもできることとして、やっていきたいです。

――演技のために、ドラマや映画を観たりも?

稲場 好きなので時間があれば観ています。韓国ドラマが多いですね。一番好きなのは『ヒーラー~最高の恋人~』。あとは『麗<レイ>』とか。IUさんがすごく好きなんです。歌も演技もロールモデルで、新曲の『Love wins all』は『チャプターⅡ』を歌うとき、参考にさせてもらいました。

――IUさんは自分で曲も書いていますよね。

稲場 本当にすごいです。新曲も高熱を出しながらレコーディングされている映像を観て、それでこのパワーが出せるんだと感銘を受けました。でも、「こうなりたい」と思いすぎると、絶対なれないから悲しくなってしまうので。過去の自分を越えることを目指しつつ、ソロという意味でIUさんが憧れで、尊敬しています。

余裕を持って人生を楽しめるようになりたい

――仕事以外のことも含めて、20代後半はどう過ごしていきますか?

稲場 卒業したときも「自立した女性になりたい」と言ってましたけど、バタバタしていると、まだ子どもな部分が多くて。精神的にもっと大人になって、切羽詰まってもうまく息抜きをして、余裕を持って人生を楽しめるようになりたいですね。

――息抜きのためにしていることもありますか?

稲場 動物が好きなので動画を観たり、近くに会える場所があれば、仕事の合間に行って癒されています。キャラクターもいろいろ好きで、キーホルダーとかを常に身に着けて、視覚に自分の好きなものがたくさん入る生活を意識しています。

――どんなキャラクターが好きなんですか?

稲場 最近は、おぱんちゅうさぎのグッズを集めています。んぽちゃむの友だちのきみまろも好きで、ポーチをお薬入れにしました。毎日使うものを好きなキャラクターのグッズに替える。そこは子ども心を忘れず、自分で自分を楽しませている感じです。

――ラジオでは「保護猫活動をしたい」という話も出ていました。

稲場 保護猫カフェとかやりたいですね。かなり遠い未来の話で、そこまで大きなことでなくても、動物ちゃんのために少しでも何かできればいいなと思っています。

アップフロントワークス提供
アップフロントワークス提供

Profile

稲場愛香(いなば・まなか)

1997年12月27日生まれ、北海道出身。2015年にカントリー・ガールズでメジャーデビュー。2018年にJuice=Juiceに加入し、2022年に卒業。2024年4月に『圧倒的LOVE/Pink Temperature』でソロデビュー。『いっとこ!みんテレ』(UHB北海道文化放送)で月イチレギュラー。『ボンソワモンシュエル~稲場愛香のまなかんボンソワ~』(STVラジオ)で毎月第2日曜にパーソナリティー。

『圧倒的LOVE/Pink Temperature』

発売中

通常盤A
通常盤A

初回生産限定盤A・B(CD+BD) 2090円(税込)

通常盤A~C(CD) 1300円(税込)

芸能ライター/編集者

埼玉県朝霞市出身。オリコンで雑誌『weekly oricon』、『月刊De-view』編集部などを経てフリーライター&編集者に。女優、アイドル、声優のインタビューや評論をエンタメサイトや雑誌で執筆中。監修本に『アイドル冬の時代 今こそ振り返るその光と影』『女性声優アーティストディスクガイド』(シンコーミュージック刊)など。取材・執筆の『井上喜久子17才です「おいおい!」』、『勝平大百科 50キャラで見る僕の声優史』、『90歳現役声優 元気をつくる「声」の話』(イマジカインフォス刊)が発売中。

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