Yahoo!ニュース

【京都市】伏見区 『醍醐寺』の近くにある『弘法大師独鈷水』は弘法大師さんゆかりの井戸?!

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都の伏見区にある世界遺産『醍醐寺』さん近くの竹やぶに突如現れた石碑。

そこには『弘法大師独鈷水』と書かれてあります。

独鈷水(とっこすい、どっこすい、どっこんすい、おこうずい、などと呼ばれる)とは、高僧が密教の法具である独鈷で地面をついたところ水がわき出たという伝承をもつ井戸のことです。

弘法大師空海の事績とされることが多いと言われている『独鈷水』。

今年は弘法大師空海さんの誕生1250年の記念年で各地でイベントが行われます。

「醍醐天皇陵」の西部にある旧奈良街道に出ると『弘法大師独鈷水』の石碑が出てきます。

この石碑は大正時代の建立とあります。石碑のわきから細い山道、竹林の道が続くことから道標としても活躍していたそうです。

横の小道を行くと、小さな社が出てきます。

その傍から湧き水が出ていて、その水は眼病に効く霊水だと言われたそう。明治維新後の廃仏毀釈までは「極楽寺」という寺があったという話を地元に人に聞きました。

「高津商会」の小道具たちが活躍している映画やドラマの撮影ロケ地としても知られる「醍醐寺」さんや「随心院」さんなど訪れる機会があれば、近くの弘法大師空海さんゆかりの場所に訪れてみられてはいかがでしょう〜

弘法大師独鈷水

京都市伏見区醍醐上ノ山町

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

高津商会RICAの最近の記事