東京理科大学葛飾キャンパスを囲む「葛飾にいじゅくみらい公園」は、区内最大の区立公園です。広々とした園内の東南の一角では、いま河津桜が花盛りになっています！

河津桜の木々が立つのは、シティテラスモール金町から公園への交差点を渡ってすぐ、道路に沿ったエリアです。
目に付きやすい場所なので、通行中の人々がスマホを取り出しては、次々に写真を撮る様子が見られます。

2月中旬から3月上旬にかけて咲く河津桜は、「淡紅紫色」と言われるやや紫がかったピンクの花びらが特徴です。
ソメイヨシノよりも色が濃いピンクは、ぱっと華やかで目を引きます。

このエリアには、現在花が咲いている木の他にも、まだまだつぼみをびっしり付けた木もあります。しばらくは河津桜の美しいピンク色を楽しめそうです。

広大な敷地に水路が伸びる葛飾にいじゅくみらい公園では、空の広さを感じながら水辺の散策を楽しむことができます。野鳥も間近で見られますよ。

園内の池の近くには、かつてこの地に三菱製紙株式会社中川工場があったことを記念するモニュメント「地球釜」があります。大きい！
これは、工場内で損紙を蒸して再生するための「蒸釜」として使われていたものです。

地球釜を囲むツバキの垣根も、たくさんの花を咲かせています。鮮やかな美しさです。

春の空気を楽しめる葛飾にいじゅくみらい公園へ、艶やかな河津桜を見に行ってみてくださいね。
広い園内を水路に沿ってのんびり歩くのも一興です。