【トルコの朝食】たくさんの種類をテーブルいっぱいに並べてシェアする豊かな食事を体験!
「ギュナイドン」(トルコ語で「おはようございます」)ご縁があり、トルコ大使館にお招きいただき、朝食をいただいてきたのでご紹介します。
トルコ料理は世界三大料理
トルコはヨーロッパとアジアにまたがっていて、遠くにあるイメージですが、世界で最も親日的な国の一つです。そんなトルコのことを日本人はあまり知らないのが残念過ぎます。
トルコの成り立ちや歴史について、ここでは割愛させていただき、今回は、トルコの豊かな朝ごはんについてご紹介します。
トルコは自給率100%。トルコ料理は豊かな食糧を使った調理法がたくさんあり、近隣の国の食文化にも大きな影響を与えてきました。
そんなトルコ料理は世界三大料理のひとつといわれています。
トルコの標準的な朝食
たくさんのお料理が並び、テーブルの上が華やか。ここから各自が取り分けるのがトルコのスタイルです。え?我が家と同じだわ(笑)
パン
トルコは小麦の一大産地で、パンの消費量が世界一だそうです。トルコのレストランやホテルで食べたパンはどれもとてもおいしく、また種類も豊富でした。
ゴマがついたものは「シミット」と呼ばれる定番のパンで、外はゴマつきで香ばしく、中はふんわり。バゲットもふんわりしているので日本人にとってもおいしいパンです。
そしてこのパンを食べるためのチーズやジャムやお料理がずらり。
チーズ
いろんな種類のチーズがたっぷり盛り付けられています。チーズに慣れていない人にも食べやすいものが多く、ここにはないけれどブルーチーズや裂けるチーズもあります。
こちらは「ハルミチーズ」です。日本でもカチョカバロなどが流行りましたが、焼くと一味違います。
こちらは春巻きのようにチーズを包んで揚げたものです。中にハーブも入っていて、大好きな味わいでした。
野菜、生ハム、オリーブなど
トマトときゅうりは定番。そのまま食べてもおいしい!
またイスラムの国なので豚は食べないので、このハムは牛肉です。ジャーキーみたいな感じかな?
トルコは地中海にも面していて、オリーブもたくさんとれます。
ジャムやハチミツはパンやチーズにたっぷりつけていただきます。うれしすぎる!真ん中にあるのはバター。
右奥にあるのは、ぶどうの糖蜜とゴマペーストを合わせた「ペクメズ」と呼ばれるもので、ヘーゼルナッツのペースト「ヌテラ」のようにはまる人ははまってしまう濃厚なペースト。
バラといえばブルガリアを思い浮かべるかもしれませんが、トルコでもジャムやバラ水にして利用されています。
ヨーグルトも実はトルコの発祥だそうです。甘くしないで食べるそうですが、ジャムやはちみつを入れてもおいしい!
ドライフルーツやナッツもたっぷり生産されています。中でもこのアンズやレーズン、クルミ、アーモンド、ピスタチオなどです。朝から鉄分が豊富ですね。
卵料理
トルコの卵料理と言えば「メネメン」。ピーマンやトマトを卵でとじたものでしょうか。日本人にも親しみやすい味です。
朝からいろんな品目が取れて栄養がたっぷり!
少しずつとりわけてパンと一緒にいただきました。こうして見ると、パンに合うものばかり。
チャイとコーヒー
日本では「チャイ」というとスパイスミルクティーを思い浮かべますが、トルコの「チャイ」はストレートの紅茶です。
このグラスはチューリップの形だそうです。チューリップはオランダ発かと思いきや、実はトルコが原産なのだそうです。様々な国に影響を及ぼしているのですね~。
しつこいようですが、コーヒーもトルコが発祥だそうです。細かくひいたコーヒー豆をこさずに飲みます。なのでけっこうストロング。
コーヒーの粉がこのように残るのでカップを逆さまにしてしばらく置き、現れた模様で占う「コーヒー占い」で盛り上がりました。
占い師ではなくても読める方がいらっしゃって、場が盛り上がりました。
朝食のことをトルコ語で「カッファルト」というのですが、これは「コーヒーの前」という意味だそうで、最後にコーヒーを飲むのが定番なのでしょうか。
トルコの飲み物はチャイがメインだと思っていましたが、コーヒーのポジションが高くて驚きでした。
栄養がたっぷりで種類の多いトルコの朝食。みんなでシェアする仲良しな雰囲気。週末には友人を呼んで朝食会をすることもあるそうです。
いかがでしたか?
朝食のみならず、トルコの食文化を、またお伝えしたいと思います。
トルコについて詳しくは、トルコ共和国大使館・文化広報参事官室「go Turkey」のサイトがおすすめです。(外部リンク)
私のInstagramでもご紹介しています。
くろにゃんの孤高のグルメ旅(外部リンク)
取材協力:トルコ大使館