【富士市鮫島】日本と同じ出汁文化! スリランカのヘルシーカレー
季節の変わり目で体が追いつかない! そんな時にはスパイスたっぷりのスリランカカレーを食べて心と体を整えましょう。
「タンバパンニ富士」は、富士市鮫島にあるスリランカカレーのお店。オープンから約1年半、着実にファンを増やしている人気店です。
スリランカのカレーは野菜が何種類も使われていてとてもヘルシー。しかもカレーの多くは鰹節によく似たモルディブフィッシュという魚から取った出汁をふんだんに使っているので、日本人の口にも合うんです。
インドカレーのようにパンチの効いたスパイシーなカレーっぽさもあるのと同時に、日本のお蕎麦屋さんのカレーのような魚の出汁の旨味とまろやかさも持っている。そんな不思議な組み合わせがスリランカカレーなんです。
真ん中に乗っているのはパパダンという豆の粉末を焼いた煎餅で、砕いてカレーと混ぜて食感の変化を楽しみます。
パンの実はサトイモのような食感で、食パンをギュッと丸めたようなモチモチ感と風味がありました。ココナッツミルクのカレーとよく合います。人参&大根は日本のなますに味付けがよく似ていて、こんなところにも和食との共通点があります。
ご飯はバスマティライスというクセのないお米を使い、そこにチキンや豆、野菜など数種類のカレーをかけてそれぞれを味わったり、混ぜて自分の好きな組み合わせを見つけるという楽しみがあります。
以下はメニューの一例。
スリランカ人のお客さんを見ていると、指先を使って器用に食べています。そのため日本のカレーに比べると少しぬるめの温度。熱すぎたり冷たすぎたりする食べ物は体に良くないというアーユルヴェーダの考え方も影響しているそうです。
もちろんスプーンやフォークは用意されているのですが、今回は私も手で食べてみました。
4本の指をスプーンのようにしてカレーをすくい、口に入れるときは親指でグイッと押し込むと上手に食べられます。
あれ? スプーンで食べるよりも素材のことを考えながら食べられる気がする! チキンに出汁が染み込んでいる、ジャガイモがもっちりしている、パイナップルが甘辛くて美味しい。
いつもより美味しく感じて不思議!!
不器用ながらも手で食べている私の姿を見て、店主のカマンタさんご夫妻も喜んでくださいました。
このチャーハンのような食べ物はチキンコットゥ。野菜とロティ(小麦粉を焼いたクレープの皮のようなもの)を刻んだ炒め物で、そば飯を思い起こさせます。まさにそば飯のように、カンカンと鉄板で刻んでいく音が現地の人にはコットゥ、コットゥ、と聞こえるところからコットゥ(Kottu)という名前になったんですって。
コットゥも手で食べようとしてボロボロ落としながら苦戦していたら、「あ、これはスリランカ人もスプーンで食べるんですよ」ですって!
なんでも手で食べるわけではないんですね(笑)
日曜日は特に日本人のお客さんが増えるようです。まずは日曜日のバイキングに訪れて様々な味に触れてみるのも良さそうですね。
店主のカマンタさんは来日19年目。ご夫妻は日本語が流暢なので、素材のことや食べ方を丁寧に教えてくれます。
また、お店にはスリランカから直輸入した沢山の食材が揃っています。
バスマティライスやカレーパウダー、セイロンシナモンをはじめ、カレーに入れる冷凍野菜やスリランカで人気のお菓子など、日本ではなかなか出会うことのない食品がたくさんあります。
え?とびっくりするような食材もあって、見ているだけでも楽しいですよ。
【タンバパンニ富士】Tambapanni Fuji
〒416-0934 静岡県富士市鮫島389-1 バラシオン鮫島C 101
電話 :0545-88-9442
営業時間:11:00-15:00/17:00-22:00
定休日:月曜
駐車場:店の前に2台と敷地内2台(お問合せください)
テイクアウト可
決済:現金、PayPay
日替わりメニューや臨時休業情報などはinstagramで確認できます。
タンバパンニ富士instagram