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【WBC】韓国代表がオリックスと強化試合、2-4で敗戦 終盤に控え野手の活躍で完封負けを防ぐ

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者
犠飛でホームに生還したパク・ヘミン(写真:スポーツ朝鮮)

野球の国際大会、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する韓国代表チームは6日、京セラドーム大阪でオリックスと強化試合を行った。試合は韓国が2-4で敗れた。

韓 0 0 0 0 0 0 0 0 2  2

オ 1 2 0 0 0 1 0 0 X  4

韓国はアメリカ・アリゾナで4試合、ソウルで1試合の計5度、練習試合を実施。大阪での強化試合からメジャー組2人の出場が可能となり、この日は全30選手が揃っての初戦だった。

投手は8投手が登板し計4失点。2回裏にショートのオ・ジファンが2失策、6回にもショートでキム・ハソンがエラーし、3つのエラーがいずれも失点に絡んだ。

打線は中盤までチャンスを作るも2併殺するなど無得点が続いたが、9回表に3番イ・ジョンフがチーム初の無死からの出塁となる自身2本目のヒットを放つと、途中出場の4選手が続いた。

パク・ヘミンがセンター前ヒット、パク・コンウもセンターへのヒットで三塁からイ・ジョンフが生還し1点。続くイ・ジヨンのライトフライで三塁走者パク・ヘミンが好走塁を見せ、犠飛となって2点目を挙げた。また得点には繋がらなかったがチェ・ジフンも足を生かした内野安打で出塁した。

試合後、イ・ガンチョル監督は「たくさんの投手を起用出来て、速球、変化球共に良くなってきたと感じた。打者は野手の正面に行く打球が多かったが、タイミングは悪くなかった。いい試合だった」と話した。

1番セカンドで出場のトミー・エドマンは4打数無安打1三振。守備では軽快な動きを見せた。

体調が万全ではなかった三塁手のチェ・ジョンは、大事をとって途中から出場。ショートがメインのキム・ハソンがサードで先発出場した。

また7番手投手のコ・ウソクが途中降板。首から背中にかけてつった様子で、今後状態をチェックする。

韓国は7日12時から阪神との強化試合を行い、東京に移動後、9日に1次ラウンドの初戦でオーストラリアと対戦する。

◇韓国先発オーダー

二 トミー・エドマン

三 キム ハソン

中 イ ジョンフ

左 キム ヒョンス

一 パク ピョンホ

指 カン ベクホ

捕 ヤン ウィジ

右 ナ ソンボム

遊 オ ジファン

◇韓国バッテリー

投 ソ ヒョンジュン、キム グァンヒョン、クァク ピン、ヤン ヒョンジョン、チョン チョルウォン、イ ヨンチャン、コ ウソク、キム ウォンジュン

捕 ヤン ウィジ、イ ジヨン

⇒ 2023ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)韓国代表選手一覧(ストライク・ゾーン)

◇オリックス先発オーダー

遊 野口 智哉

二 安達 了一

中 杉澤 龍

一 頓宮 裕真

指 内藤 鵬

右 来田 涼斗

捕 若月 健矢

左 池田 陵真

三 山足 達也

◇オリックスバッテリー

投 黒木 優太、平野 佳寿、比嘉 幹貴、本田 仁海、前 佑囲斗

捕 若月 健矢、福永 奨

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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