「いや!だめ!」何を言っても言うことを聞かない子どもへのオススメ対応法を幼児教育講師が解説
こんにちは!幼児教育講師のTERUです!
このようなご質問をいただきました
Q.
現在2歳10ヶ月です。何を言っても「いや」「だめ」とばかり返してきてこちらが嫌になってしまいます。丁寧に伝えよう心がけてはいるのですが、注意されているように感じてしまうのか、子どもは怒り出したり、叩いてきたりします。どうしたら良いでしょうか。
これは共感されるご家庭が多いお悩みではないかと思います。
日々の子育て本当にお疲れ様です。
A.
やはりまずは、年齢的に自我が芽生えてきている時期と捉えるのが自然かと思います。
子ども自身すごく悪いことをしたくてそうしているというより、発達の自然な過程での『自分でなんでもしたい!決めたい!』という気持ちが強くなってきているが故に、親の言葉の反対のことを言ってみたり、嫌だ!と言ってみたりしたくなる時期だったりします。
子ども自身、言いたくて言っている言葉でないことが多いので、まずは「まぁそういう時期か」と捉えてあげながら、次のことをゆるーりとまったりと試してあげてください。
①YESを引き出すために共感から始める
例えば
子「いやだ」
親「そっか○○がいやなんだね。」
子「うん」←これがYES
それまでNO!と言ってきた流れから、「うん」「そう」と肯定的な言葉を引き出せると、子どもも認められている感じがしてきて、少しずつ親側の言い分を聞く体制が整ってきたりします。
②選ばせる
自分で決めたい!という時期ですから「〇〇はどう?」という提案より、
「〇〇と〇〇どっちが良い?」
と選ばせてあげると、もしかしたら受け入れやすいかもしれません。
③次の行動の予告を大事にする
子どもが「いや!」と言いがちな時、"予期せぬ終了"が原因であることは結構あります。
例えば「もうご飯の時間だから遊ぶのそこまでにしてね!」「やだ!」みたいな感じですね。
ただのわがままに見えますが、子どもからすると「そんないきなり言われても納得できねぇよ!」といった感じで、爆速で「嫌!」が出てきてしまいます。
なので、何か次の行動に移るとき、時間になるちょっと前に
「あと10分経ったらご飯の時間だから遊ぶのをやめて一緒にご飯食べようね!あと10分は遊んでいて良いからね」
などと伝えます。
ポイントは、あと10分遊んでいていいと許可を出していることです。
10分前に予告してもらえることで心の準備ができる上に、先に親からまだ遊んでいていいと許可が出ました。
それによってやめる時間になった時、すこーしだけ受け入れやすくなるものです。
すこーしだけです。
あとは、10分という時間がまだ子どもにはわからないので、時計を指しながら「長い針がここまできたらね!」と視覚的に伝えたり、時っ感タイマーのように、より視覚的に理解しやすいものを使ったり、タイマーのように音で知らせてくれるものを使ったりするとより良いですね。
以上3つがまず基本としてできることかなと思いますが、とはいえどんなに良い対応をしても、イヤイヤ期は上手いこといきません。
誰がやってもそうです。
なので、良い意味で期待しないことがやはり大事かなと思ってます。
思い通りの行動をしてくれると良いなぁと思うから、裏切られる度に怒りが湧いてくる。
そのお気持ちはすごくわかるのですが、できればちょっとだけ期待値を下げて、思い通りにいかないのが普通!思い通りに動いてくれたらラッキー!くらいの気持ちで、みんなで乗り切っていけたらと思います。
いかがでしたでしょうか?
皆さんの子育てを応援しています!