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【宮城県 東松島市】探検しよう!菜の花畑を探し求めて [さとはま縄文の里 史跡公園と貝塚地帯]

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・松島町)

桜も葉桜となる頃に、黄色の可愛らしい花がふわふわと風に揺られる姿を見て、改めて春らしい気持ちになるものだ。春の黄色の花といえば「菜の花」。一般的には、畑や田んぼ道に整列して咲いている姿をよく見かけるが、例えば敷地一面に密集して咲き広がる菜の花の姿となると、なんだろうか、別物の如く圧巻の存在感を感じる。
その映画のような黄色の世界を体感すべく、筆者は菜の花を求めて出発。そこで、新たな発見があったのだ。せっかくなのでその一部をご紹介していこう!

筆者は宮城県東松島市の宮戸(みやと)にある里浜地域を訪ねた。「奥松島縄文村歴史資料館」の周囲には、3つの貝塚が広がっていて「北貝塚」「東貝塚」「西貝塚」が存在する。敷地内には季節ごとに桜や梅に菜の花などが咲き、そのほか様々な野草などが至るところにのびのびと生育している。上記写真は、縄文人が最初に住み始めた場所の西貝塚(別名:台囲地点 だいがこい ちてん)。

そこには、見上げても全てが視界に入りきらないほどの大きな桜の木があり、既に柔らかな緑色の葉をたくわえて、ゆったりと風に揺られていた。菜の花ではないが、宮戸を訪れた際にはぜひこの西貝塚のシンボルのような貫禄の桜を眺めてみてほしい。

そして、お目当ての菜の花畑を探し求めて「さとはま縄文の里 史跡公園」に辿り着いた。しかし、黄色の輝きはどこにも見当たらず。菜の花はどこだと見渡すが、やはり姿は見えない。公園内を彷徨い歩いていると、桜と梅の木が花びらの代わりに新しい葉っぱを身につけて、心配そうにこちらを見つめているかのようだった。

この史跡公園には美しい段々畑があるのだが、そこが春になると見事な菜の花畑となる。しかし、現在(2023年4月10日時点)は段々畑の場所を見る限り、まだ何も動きはない様子だ。
時期が早いのかなとも思ったが、しかしながら他の貝塚エリアの菜の花は既に咲いている状態だ。

これは、しばし待ってから時期をずらして、もう一度見に来ようと決心!5月頃までの期間にひょっとすると、見事な菜の花畑の景色を見ることが出来るかもしれない。筆者のレポートから言えることは、まだ「さとはま縄文の里 史跡公園」の段々畑には菜の花は咲いていないということだ。筆者は引き続き、段々畑を追いかけ、見頃になった時には改めてレポートをさせてほしい。

今回筆者は、「西貝塚」周辺を中心に「さとはま縄文の里 史跡公園」を含めて、車と徒歩で散策をしたのだが車侵入禁止の箇所が多く、道幅も非常に狭い。そのため、おすすめしたい事としては、できれば「奥松島縄文村歴史資料館」に車を駐車をして、時間に余裕を持って「徒歩」で散策をしよう。加えて、重要なのは飲み物や歩きやすい靴と服装で、充分に準備をしてから楽しもう!

里浜地域は、とにかく自然豊かな場所なので様々な種類の花と野草、そして野鳥に昆虫など、色々な出会いがある場所だ。野鳥の声が途絶えることがないほど、周囲からソプラノ歌手のようなハイカラな声の鳥たちが、我々人間を迎え入れてくれる。こりゃいいぞ!

名称:東松島市宮戸の里浜地域(西貝塚・北貝塚・東貝塚・さとはま縄文の里 史跡公園)
住所:宮城県東松島市宮戸西畑 ※さとはま縄文の里 史跡公園の住所

フリーランスライター(東松島市・松島町)

日本出身/日本と英国を拠点に活動。自然と動物が大好きな人間です。国内地域ニュース、日英サッカーコラム、サステナブル・ツーリズムに関する記事を執筆中。

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