ロシア軍、道路に神風ドローン対策のネット(網)を設置するもウクライナ軍が攻撃
ウクライナ東部ドネツク州のロシア軍が占領している地域の道路で、ロシア軍が標的に突っ込んでくる神風ドローンの攻撃を防御するためにネット(網)を設置していた。上空から飛来して突っ込んでくる神風ドローン対策のために、道路に数メートルごとの間隔にネット(網)を設置している。
たしかに神風ドローンは上空から突っ込んできて、斜めに飛来してくるのでネット(網)などがあればひっかかってしまう恐れはあるが、ウクライナ軍の神風ドローンはそのような道路に設置されているネット(網)をうまく避けて、ロシア軍の戦車を攻撃していた。標的に突っ込んでいき爆発するシーンをFPVで撮影した動画が公開されていた。
ウクライナ軍、ロシア軍ともに、標的に突っ込んでくる神風ドローンの攻撃を防御するためにプラスチックやビニールのネット(網)やフェンス(金網)などを戦車や大砲、軍事施設の上に張っている。神風ドローンが標的の戦車や大砲に突っ込んできてもネット(網)にぶつかって戦車などを防衛している。攻撃ドローンからの防衛用のネット(網)は手作りのものがほとんどだが効果があり、神風ドローンからの攻撃と爆発を防いでいる。そのような神風ドローン対策のネット(網)で覆われた戦車や軍事設備の写真や動画は多く公開されている。だが、道路に数メートルごとの間隔でネット(網)を設置している動画は珍しい。しかもウクライナ軍の神風ドローンがネット(網)を避けてロシア軍の戦車を攻撃している。
全ての神風ドローンの攻撃を防衛できるわけではなく、ネット(網)を突破して戦車や大砲を破壊してしまうことも多い。今回の動画にも神風ドローンに突破されて破損したネット(網)の動画も映っていた。
ウクライナ軍では攻撃にFPV神風ドローンを多用しており多くのウクライナ兵がドローン操縦の訓練を行い、実戦で攻撃を行っている。ドローン操縦の初心者は動かない監視塔や置き去りにされた戦車、塹壕など不動の標的を攻撃している。動いている戦車や逃げようとしているトラックなどはドローン操縦のスキルがそれなりに必要なので、ドローン操縦に慣れている兵士が行っている。道路に数メートルごとの間隔で設置されたネット(網)をうまく避けて道路を走っているロシア軍の戦車に突っ込んでいき攻撃するのはある程度のドローン操縦のスキルを要する。
▼ロシア軍が道路に等間隔にネット(網)を設置したがウクライナ軍の神風ドローンはネット(網)を避けてロシア軍の戦車に攻撃