第2戦にホームランをもぎ捕られたベッツが、第3戦は同じ外野手のグラブを掠めるホームランを打つ
ディビジョン・シリーズの第2戦に、ムーキー・ベッツ(ロサンゼルス・ドジャース)は、ホームランをもぎ捕られた。
1回裏、先頭打者の大谷翔平が空振り三振を喫した直後だ。ベッツの打球は、レフトのフェンスを越えたが、ジャンプしたジャリクソン・プロファー(サンディエゴ・パドレス)のグラブに収まった。
翌々日の第3戦。ベッツは、1回表にホームランを打った。こちらも、プロファーが捕球を試みたが、打球は、プロファーのグラブを掠めた。初回だけでなく、その前の大谷の空振り三振も、第2戦と同じだったが、今度は違う結果となった。
スタットキャストによると、第2戦のライト・フライは、初速が95.4マイル、角度が36度、推定飛距離は354フィート。第3戦のホームランは、それぞれ、95.9マイル、37度、342フィートだ。推定飛距離は、前者が後者を上回っている。
ベッツは、第1戦が2打数0安打、3四球(うち敬遠四球が2度)。第2戦は、4打数0安打だった。昨年のディビジョン・シリーズは、3試合で11打数0安打に終わっており、2年前のディビジョン・シリーズ第3戦の2打席目から数えて、22打数0安打となっていた。
ここ3年を除くと、ベッツは、2016~18年と2020~21年のポストシーズンに、計51試合で打率.272(206打数56安打)と出塁率.350、4本塁打と16二塁打を記録している。
第3戦の3回表、ミゲル・ロハスと大谷に続き、ベッツもシングル・ヒットを打った。
これ書いている時点で、試合は4回裏まで終わり、パドレスが6対5とリードしている。ただ、3回表、ドジャースは、テオスカー・ヘルナンデスのグランドスラムにより、その差を5点から1点に縮めた。