本当に保育園に預ける?保活する前に自問自答したい5つの質問 1つでもNOなら保育園は向いてない
共働きの現役保育士です。
筆者も経験がありますが、保活を始めると「出遅れたのではないか」と焦ったり、不安になったりしますね。
現役の保育士としては、保活の前に、保育園に子どもを預けて働くことに自分が本当に納得しているのか、望んでいるかを問うべきだといつも思います。
今回は、周りに煽られて保活に焦る前に、自分自身に自問自答して欲しいこと5つを列挙します。
1つでもNOなら、保育園に子どもを預けることは向いていないのかもしれません。
第5希望の保育園でも利用したいですか
保育園には入園したいが、自分の理想が叶う第一希望の保育園でなければ嫌というのであれば、家庭保育の方が向いているのではないでしょうか。
希望していない保育園に入園したものの、だったら保育園側を自分の理想の姿に変えようと思うのか、保育園に常に要望や不満を伝え続ける方がいます。
保護者も保育士も不幸ですよね。
人を信用できる性格ですか
そもそも、人を信用できるタイプでないと保育園を利用するのは向いていません。
昨今は保育室内にWebカメラが設置されていて、いつでも子どもの様子を見たり、保育士を監視することができるようになっている保育園が多いです。
見られている保育士側は、Webカメラの動きで誰のことを見ているのか分かりますが、一日中カメラを見ている方が一定数いてびっくりします。
子どもが室内を動けば、Webカメラも追従。
当然、その間はまともに仕事していないはずで、「仕事しないなら早くお迎えにきてくれればいいのに」とつい思ってしまいます。
心配なのは良く分かりますが、そもそも人を信用することが難しい性格の方は、保育園を利用すること自体が向いていないように思います。
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保育園に子どもを預けている間、仕事に邁進できますか
一日中Webカメラで保育室を監視する方がいる一方、「カメラなど一切見ないので閲覧パスワードの配布など不要」と言い切る方もいます。
この方は、子どもが保育園で頑張っている間、自身も仕事に没頭すると決めているのでしょう。
保育士としては、信用していただいていることが良く伝わり、非常に清々しい気持ちで保育を頑張ろうと思えますね。
子どもの「はじめて〇〇できた」瞬間を見られなくても大丈夫ですか
子どもの成長をすべて見届けたいからか「はじめて歩けました」とか「はじめてスプーンが持てました」とか、保育園で初めてできたことは一切伝えないで欲しいという要望をくださる方がいます。
保育士たちは、保護者と保育士は子どもの成長を共に喜び合うパートナーだと思っています。
子どもの”できた”を最初に見つけても、それを保護者と同時には喜んではいけないのかと若干悲しい気持ちになります。
「初めてできた」が保育園で起こる可能性があるのは、致し方がないことです。
子どもを預けることへの罪悪感を打ち明けることができますか
子どもを預けることに罪悪感を抱く方は少なくありません。
当然のことです。
ただ、罪悪感がありつつも保育園を利用することに納得していることと、納得していないのに保育園だけ利用することとは大違いです。
「今日から入園ですが、子どもを預けることに罪悪感があり不安です。どうぞよろしくお願いします。」などと、連絡帳で自分の正直な気持ちを打ち明けてくださる方がいます。
このような方は、罪悪感は抱えつつも、保育園を利用することに納得している、信用できると判断してくださっていると推察しています。
保育士としては、このような方の場合は、日中の様子を詳しく伝えたり、まめに連絡をしたりして、安心してお仕事に打ち込める環境を整えるお手伝いをすべく行動しますよ。
まとめ
保活に焦る前に、自分自身に自問自答して欲しいこと5つを列挙してきました。
保活の前に「保育園を利用すること自体に納得しているのか自問自答して欲しい」というのが、今回現役の保育士の立場から伝えたいことです。
納得してから保育園に入園した方が、子どもにも保護者のお仕事にも好影響なのではと、保育しながらいつも思っています。