新大阪駅ナカで見つけた。あんこの中からトローリお餅が現れる和菓子は、お土産に喜ばれそう。
きんつばといえば、あんこの周りが薄い皮で覆われた「四角いお菓子」という印象をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
もともときんつばは、京都で生まれた丸いタイプの和菓子。刀の鍔(つば)に似ていたことから銀鍔(ぎんつば)と呼ばれ、江戸に伝わった後、金鍔(きんつば)と呼ばれるようになったのだそう。
今回ご紹介するのは、丸い銀鍔風のタイプの和菓子。大阪で創業し、現在は兵庫県西宮市に本店をかまえる和菓子屋、高山堂さんのつくる「大阪 生きんつば」です。
大阪 生きんつばは、優しい雰囲気の箱に入っています。
生きんつばってなんだろうと疑問に思いながら箱を開けてみます。お菓子は6個入り。一つ一つの大きさは5センチほど。
箱から一つ取り出してみました。縁起の良さそうな金色の丸が描かれたお菓子が現れます。
包みを開けると、白っぽい生地で覆われたきんつばが現れます。
周りの生地は焼いてあるのではなく、蒸してあります。表面を焼かずに蒸して仕上げることで、粒あんを羊羹のように固めることなく、炊きたてのやわらかい食感(公式サイトより)になっているのだそう。
粒あんは、北海道の指定品種小豆をゆっくりやわらかく炊き上げたもの。小豆の粒がしっかりしています。
生きんつばをカットしてみます。まずはナイフを使って切ってみると。
とろりとした求肥が出てきました。求肥が柔らかすぎてナイフにくっついてしまうほどです。
続いて手で割ってみます。
そっと生きんつばを割ると、お餅がすっと伸びました。
粒あんと中の求肥の相性がよく、お茶がすすみそうです。
このお菓子をつくっている高山堂さんといえば、新大阪駅ホームに設置された米粉のレーズンバターサンドの自販機が話題になりました。
生きんつばも美味しいですが、米粉のレーズンサンドも、風味豊かで軽く食べられるため、どちらも新幹線の中でお茶や珈琲などと一緒に楽しめそうです。
高山堂さんの生きんつばは、兵庫や大阪にある店舗で購入が可能な他、公式ホームページからもお取り寄せが可能です(ホームページでは「大阪 生きんつば」ではなく「神戸 生きんつば」という商品名になっています)。
新大阪駅ナカでも販売されていましたので、関西旅行のお土産の買い忘れの際にも重宝しそうですよ。
今回ご紹介したお店とお菓子
高山堂
お餅入り「大阪 生きんつば」6個入り864円(税込)