韓国のプロ野球人気を支える美しく熱狂的な“美少女パワー”
4月1日に開幕した韓国プロ野球。韓国プロ野球は今季、860万人の観客動員を目標にしている。これは歴代史上最高の数字だが、近年の韓国のプロ野球人気は凄まじい。その凄さは同じプロスポーツであるサッカーのKリーグと比較すれば一目瞭然だろう。チーム数や年間試合数の違いがあるが、Kリーグは総観客数300万人になかなか届かず1試合平均も7000人台だが、プロ野球の観客動員数は762万2494人にもなる。天と地ほどの差があるのだ。
そんな韓国のプロ野球人気を支えているのは、意外や意外、“女子力”とも言われている。近年、韓国では日本“カープ女子”や“TORACO”よろしく、女性ファンたちが急増しているのだ。一説によると、スタジアムを訪れる10人に4人が女性で、しかも10代から20代、30代前半の女子たちが多い。ちなみに2013年度の観客・年代別比率を見ると、20代男性が25.9%、20代女子が24.5%となっており、彼氏や男友達同伴ではなく、女性たちだけで来る者も多い。
(参考記事:もはやオタクの境地にまで!? 韓国プロ野球を支える“野球女子”たち)
興味深いのはそんな韓国の“野球女子”たちが贔屓のチームのユニホームをセクシーに着こなし、球団アクセサリーや応援グッズ、さらにはビールを片手に野球場に訪れていることだ。まるで“韓国版女子会”が、プロ野球の現場で起きているのだ。
韓国プロ野球の華と言えば、各チームが契約する応援プロ集団“チアドル”たちでもあるが、なかには彼女たちを凌ぐ美貌と元気と知識を備えた“野球女子”たちも多いという。しかも、最近はその“野球女子”たちの間から「女性ではなくイケメンのチアリーダーも加えてほしい!!」という声まであり、各球団も真剣に検討しているというのだから、いよいよ韓国プロ野球のウーマンパワーは勢いを増すばかりである。
(参考記事:韓国プロ野球もう一つの醍醐味、美しすぎる“チアドル”たちがスゴい!!)
もっとも、そんな“野球女子”の台頭を、同性のチアドルたちも喜んでいる。韓国の人気ナンバーワン・チアドルと呼ばれるパク・キリャンは“野球女子”の急増を大歓迎しており、彼女と同じく“チアドル3大女神”のひとりとされるイ・スジンも、「野球場は男性のものではない。私たち女性の力で盛り上げたいです!!」と満面の笑みを見せている。
(参考記事:グラドルのいない韓国で最高の“チアドル”、パク・キリャンがアツい!!)
(参考記事:30連発!! “チアドル3大女神”イ・スジンが魅せるチアリーディング!!)
そんな女子力の盛り上げに加え、韓国プロ野球界では今季、2つの新球場も誕生。韓国初のドーム球場となる「高尺(ゴチョク)スカイドーム」とるサムスン・ライオンズの新しい本拠地「ライオンズパーク」だ。スカイドームは日本の6大ドームを羨望の眼差しで見つめていた韓国の悲願であり、フィラデルフィア・フィリーズの本拠地を真似た「ライオンズパーク」は韓国初の“八角形球場”とされている。
(参考記事:ついにドーム球場も完成!! 韓国プロ野球の最近のトレンド)
急増する女性客と施設面の充実でさらなる人気獲得を狙う韓国プロ野球。選手の年俸面などではまだまだ日本プロ野球とは開きがあるが、ソフトとハードの両方が充実しつつあるだけに今後の成長が楽しみだ。
(参考記事:こんなに違う!! 日韓プロ野球の選手年俸比較)