【多肉植物】春に咲く花芽の正しいカット位置とカットする理由をご紹介
多肉からビヨーンと伸びた「花芽」どうしていますか?
みなさん、こんにちわtaniku-dayのちかです。
春に多肉たちの成長と合わせて、伸びてくる花芽。
3月上旬ころから伸びはじめ、4月上旬~5月上旬までが花芽の成長期。いたるところでビヨーンと花芽が顔を出しています。
すずらんのような花から、鮮やかなお花が咲き誇り、交配して実生を楽しむ人もいますね。
そのまま楽しむのもありですが、花芽が成長する事でちょっとしたデメリットもあります。今日は、花芽が伸び続けるデメリットと対処法と花芽の正しいカット位置についてお話ししていきます。
どうして花芽をカットするの?
理由は、苗の体力を温存させるためです。
子孫を残すために花芽をだすため、多肉植物も一生懸命です。その変わり、花芽を成長させるために苗の体力を消耗しています。
ごく稀に
苗が弱って外的刺激に耐えられず枯れてしまう
夏の猛暑の耐えられなくなる
といったデメリットがあります。ですので、実生を考えていない時は、カットする事をおすすめします。
カットする際の注意点は?
清潔なハサミを使用し、いきなり抜いてはいけません
雑菌の侵入を防ぐため清潔なハサミを使用します。
また、ブチっと抜いてしまうと成長点を傷つけたり、傷から雑菌が侵入し繁殖したり、水やりの際成長点にたまった水と花芽の切断部分に水が溜まり虫や雑菌が繁殖する可能性があります。
正しい抜き方は?
カットから1ヵ月程たち、茶色く枯れたら上方向にスッと抜きます。
茶色く枯れるまで待つ理由は、花芽が枯れ成長点部分に抜いた時のダメージを与えずに済むからです。
人間でいう傷口と同じで、かさぶたが出来て完全に傷がふさがれば、ぶつかってもいたくないですよね。
一緒で、花芽が枯れていれば抜いた時に傷がつかないし、雑菌が入る心配もなくなります。
花芽の正しいカット位置
花芽の付け根から、5cm~8cmを目安にカットします
指で花芽の茎を持った時に、しっかり掴めてチカラが入る長さが目安です。
長すぎると、枯れる前に時間がかかってしまいますし、短すぎるとチカラが分散し、途中で切れてしまいます。
カットした花芽は?
すずらんのような形をして、原色に近い色合いの可愛らしいお花が咲きます。一輪挿しにしたり、コップにお水を入れると可愛いですよ。1週間ほどもちます。ドライフラワーに挑戦しましたが、水分量が多いせいか失敗しました。
また、花芽の茎についた葉を葉挿しで利用できます。ポロポロとって土に挿すと新芽や新根が顔を出してくれます。
カットしてからも楽しめるので、ぜひぜひ挑戦してみて下さいね。
まとめ
今日は、花芽の正しいカット位置と花芽をカットする理由や楽しみ方をご紹介しました。ぜひ参考にして下さいね。