「静岡のお茶はおいしいんだよね～」とこの時期になると、県外の友人から遠回しに新茶の催促が来ます(笑)

静岡茶というと、牧之原茶や掛川茶が有名ですが、やっぱり地元富士宮産のお茶をメインにして送りたいので、最近は市内のお茶屋さん巡りをしています。

その中で気になったのが市内山本にある『カネヘイ後藤製茶工場』にある、お茶の無人販売所です。

市街から岩本山に向かう道路沿いに『後藤製茶工場』とお茶屋さんらしい緑色の看板が出ています。

そして会社名の看板に負けないくらいインパクトのある『新茶』、『ドリップ茶』という看板が大きく掲げられています。

前々から気になっていた『ドリップ茶』を目当てに、今回は『カネヘイ後藤製茶工場』のお茶の無人販売所にやって来ました。

無人販売所前が駐車場になっています。
駐車スペースのラインは引かれていませんが、広い駐車場なので他の方が来ても良いように考慮して駐車しました。

新茶をイメージしたカラーの無人販売所。勝手に入っていいのか戸惑うような佇まいですが『セルフ　無人販売中です。ご自由に店内にお入りください』と貼紙がありますので、引戸を開けて中へ入ります。

入ってまず、涼しいのに気が付きます。無人販売でもお茶の質を落とさないように温度管理をされているようです。

販売しているものも、思っていたよりも豊富です。

在庫セールのお茶はなんと300円！自宅で気兼ねなく飲める、お手頃価格です。

他にもいろいろな銘柄の新茶が並びます。

気になる『ドリップ茶』は桜のような甘味のある香りが特徴の『しずかおり』、優しい香味と温和な味わいが特徴の『ゆめするが』、冴えるような鮮やかな色と苦み、渋みが少ない『さえみどり』、日本茶の代表格の『やぶきた』、青々しいまろやかな甘みと華やかな香りが特徴の『さえあかり玉露』の5種類。
どれも新茶で1包150円です。
味比べしたい時や手軽に新茶を味わいたい時に良さそう！オーガンジーの巾着に入った5包セットは巾着代がない750円なのでお得です。

そして外の看板にあった『玉露パウダークッキー（￥300）』も気になったので、一緒に購入しました。

購入方法は、置いてある用紙に購入したものを記入して、代金を支払う方法です。

そして気になるドリップ茶は…

袋を開けてみると、ドリップコーヒーと同じような形です。ドリッパーの部分は珈琲だと紙ですが、お湯が良く通るメッシュタイプになっています。

急須、湯飲みでなくてもティーカップで気軽に楽しめるのも良いですね。

使い方は珈琲と同じ。お湯を通しやすいメッシュのドリッパーなので、茶葉がしっかり開いているのが分かります。そして好みの濃さになったらドリップバックを外します。

2014年に静岡県奨励品種になった『ゆめするが』は渋味が少なく、後味さっぱりで万人受けする優しい味です。
せっかくなので、一緒に購入した『玉露パウダークッキー』をお茶うけにしてみました。

そして『玉露パウダークッキー』は、お茶のほろ苦さが素直に感じられるお茶好きな大人のお菓子。あまりにもおいしかったので、作り手の『Danbelion』さんを調べてみました。

富士市厚原に店舗を持つ『心創作菓子　ダンデライオン』のシェフはJA静岡経済連茶業課で茶業振興に貢献されていたのだそう。お茶の知識も思い入れもあるシェフが作る『玉露パウダークッキー』、おいしいはずです。

『カネヘイ後藤製茶工場』のお茶の無人販売所は、新茶はもとより格安のお茶や、手軽に味わえるドリップ茶、ダンデライオンの『玉露パウダークッキー』など、驚きと感動の商品が並ぶお店でした！