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来春早々メイウェザー・ジュニアのビッグマッチ実現か?

林壮一ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属
(写真:ロイター/アフロ)

 さいたまスーパーアリーナでのイベント開始前、米メディアが、フロイド・メイウェザー・ジュニアvs.コナー・マクレガーの再戦が具体化しつつあることを報じた。2023年初春に開催の見通しだ。

写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 両者は2017年8月に拳を交え、メイウェザーが10回TKO勝ちを収めている。だが、UFCのスター選手であるマクレガーにとって、このファイトはボクシングのデビュー戦。言ってしまえばボクシングの素人だった訳である。メイウェザーがおよそ2年のブランクを作っていたとしても、簡単な試合だった。

写真:REX/アフロ

 それでも、ボクシングの公式戦として認められ、メイウェザー・ジュニアの戦績は50戦全勝となった。

写真:REX/アフロ

 マクレガーとのリターンマッチについて、45歳のメイウェザー・ジュニアは語った。

 「エキシビションでやるか、リアルファイトとして成立させるかは、まだ分からない。でも、俺が傷を負うことは無いさ」

写真:ロイター/アフロ

 さいたまスーパーアリーナでの興行後、11月にドバイでもエキシビションを控えているメイウェザー・ジュニアと、2021年7月10日のUFCファイトを最後にブランクを作っているマクレガー。マクレガーは、同ファイトで左足を骨折した。

 2017年の試合でマクレガーは3000万ドル、メイウェザー・ジュニアは1億ドルを稼ぎ出しただけに、プロモーターはビジネス的な成功を見込んで早急に動くだろう。

 "MONEY"メイウェザー・ジュニアは己の価値を、いつまで保てるか。どこに向かって進んでいくのか。

ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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