【座間市】約57年の歴史に終止符 座間市唯一の銭湯「亀の湯」より閉店のお知らせが出ています
創業から約57年と半世紀以上の営業をされている座間市唯一の銭湯「亀の湯」さん。遠くからでも目立つ煙突の風景は昔から変わらず、亀の湯のシンボル。地元民に愛される銭湯です。
実は今回、「亀の湯」さんが2024年5月30日の営業をもって閉店されるとの話を聞き伺ってみることに。煙突を目指して銭湯へ向かうと駐車場と地図が書かれている看板を発見です。建物の写真を撮っている方がいらしたので話を伺ってみると「閉店されると聞いて銭湯に入りたく地図を見ながらやって来ました。」とのこと。
入り口は昔ながらの風情が趣があっていいですね。カランコロンと風呂桶を置く音が響き懐かしさも感じます。なんと、亀の湯さんでは、お湯は座間の地下水を敷地内の井戸からポンプで汲み上げて、毎日薪を使って沸かしているそうですよ。ミネラル豊富な座間の地下水は肌をしっとり滑らかに、薪で沸かしたお湯は体の芯までしっかりと温まり湯冷めしにくいそうです。
そして店頭には「亀の湯 閉店のお知らせ」が掲示されています。店主さんの閉店に至る想いの詰まったお知らせです。2024年5月16日にはX公式アカウントでも同様のお知らせがアップされており大きな反響を呼んでいます。
どうか皆様もご一読ください。閲覧者のコメントを見てみると「お疲れ様でした」と約57年の営業を労う声と、「残念だ」と悔やむ声、マナーやモラルについてなど様々な声が書き込まれています。
なんとも残念でなりませんね。「どうか、誠意あるお客様でいてください。お願いします。」の文章に、店主さんの想いの全てが詰め込まれているようにも感じます。各々がマナーやモラルについても今一度きちんと考えないといけないのかもしれませんね。
閉店まで営業日は残り僅かです。座間の歴史、亀の湯の歴史を感じに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。