JR新長田駅周辺を散策していると、どこか懐かしい佇まいのパティスリーに遭遇。そこで出会ったたぬき…じゃなくて、たぬきケーキがなんとも可愛らしかったので紹介しようと思います。

伝統の味とユーモアが楽しめるロマンいっぱいのお店

こちらが今回訪れた「パティスリー・ド・ロマン」というお店。

先代は神戸の老舗洋菓子店ユーハイムで働かれていたということもあり、神戸らしくて懐かしい伝統的な洋菓子を楽しみたい方にもピッタリのお店です。

さっそく中へ

中に入るとすぐ目の前には焼菓子が並ぶスペース。

クッキーやパウンドケーキ、マロングラッセまでありました。

左手奥に進むと、ケーキやプリンが並ぶショーケースです。

真っ先に目に飛び込んできたのは人気商品の たぬきケーキ。

「お行儀よく並んでいる姿が愛らしすぎる！プライスカードに "絶滅危惧種" って書いてる。おもしろすぎ！」

ところで、みなさん気が付きましたでしょうか？
上の画像の中に「たぬきの妖精」が写っていますよ。ヒントは下の方です。
(あるお客さんが写真に写る妖精を偶然発見して教えてくれたのだとか！)

昭和40年代から流行したというたぬきケーキは、今でも全国各地のお店が独自の製法で作って販売しているらしく、熱烈な "たぬきケーキ研究家" さんまでいらっしゃるのだとか。奥が深いですねぇ。

ショーケースの横にたぬきケーキがモチーフのカプセルトイを発見。

7月に販売予定なので、こちらのお店や街のガチャガチャで会えるかもしれませんよ。

気になるお菓子は他にも。
クリームとうふ はお店のロングセラーとなっている人気商品なのだとか。

豆乳と低脂肪の生クリームを固めているのは、なんと天然にがり。
お豆腐が大好きな私は興味津々です。

こちらは フェルトサンドケーキ。ドイツ由来のお菓子です。

こういうしっかりしたバタークリームのケーキって、無性に食べたくなりますよね。
友達はお母さんが大好物ということで1/2ホールを購入していました。

さっそくいただきました！

さっそくいただくことにしました。
今回購入したお菓子たちがこちら。

まずは絶滅危惧種の たぬきケーキ からいただきます。

しっかり濃厚なバタークリームと、香り良いチョコレートが相性抜群。
下のカップケーキからもバターの風味がふわっと広がって、本当に良い仕事をするたぬきさんです。

次にいただくのは クリームとうふ。

底の方に見えているのは小豆みたい。
プリンくらいの固さかな？と予想していたら大間違い。まるでおぼろ豆腐のようにとろっとろでビックリ。

口にいれると、豆乳と生クリーム本来の自然な甘さが全面に出ていて、なんともやさし〜味。小豆も主張しすぎないで絶妙なアクセントになっています。
「お腹はいっぱいだけど、ほんの少し甘いもので癒やされたいんだよね〜」という時に、これ以上のスイーツはないかも。

こちらの ゆずのベイクドチーズケーキ を食べた夫も喜んでいました。

チーズの香りが主役だけど、余韻にゆずの爽やかさを感じるそうですよ。

店主さんが色々とお菓子にまつわる話を教えてくださって、先代も冷たくて美味しいシソジュースを振る舞ってくださって、懐かしい気持ちになるお店でした。
新長田をお散歩する際に、ぜひ行かれてみてはいかがでしょうか。