【60代からの片付けNG3つ】7年かけて高齢の両親が住む実家を片付けた整理収納アドバイザーが解説
年を重ねるほど「片付け」は大変になりますよね。わたしも、高齢の両親が住む実家のお片付けをサポートして、はじめて30代の自分とは片付けるときに気を付けるべきことが違うと知りました。7年かけて高齢の両親と実家を片付けた整理収納アドバイザーが「60代からの片付けNG」を解説します。
「終活で片付け」はNG
60代以降の片付けは「終活」ではなく「この先さらに快適に暮らす」ためのもの。終活の「周囲に迷惑をかけないために」という考え方は、とても尊いものですが、これまで精一杯頑張ってきたからこそ、今度は「自分のための暮らし」を整えるために片付けてほしいのです。わが家の両親も「終活のため」と思うと、なかなか重い腰が上がりませんでしたが、「気兼ねなく旅行に行くため」「友達を家に呼ぶため」なら、片付けもサクサク進みました。
「床にモノを置きまくる」はNG
後期高齢者となった父は、真夜中に必ず1度はトイレに起きます。住み慣れた家ということもあり、真っ暗でも電気を付けずにトイレに行こうとするので、わたしも母もハラハラ。うっかり床に置いたモノにつまづかないよう、特に寝室からトイレまでの動線上にはモノを置かないようにしています。
「高い場所に収納する」はNG
60代以降は、踏み台が必要になる高い場所にモノを収納するのは危険です。わたしの母(現在72歳)も、「たまにしか使わないから」とラーメン鉢を、キッチンの上棚に収納しようとして転落し、骨折しかけたことがありました。60代からのお片付けでは、ムリなくケガなく出し入れできる場所への収納が鉄則です。
60代からの片付けNG3つ
・「終活で片付ける」はNG
・「床にモノを置きまくる」はNG
・「高い場所に収納する」はNG
高齢化にともない家で過ごす時間は長くなります。長く過ごす場所だからこそ、「継続して片付けられる」「安全安心」に暮らせることが大切だとわたしは考えています。60代以上方で「お片付けしたい」と思われている方の参考にしていただけたら嬉しいです。