人間関係に悩んでいる人へ。孔子の名言「怒りが湧いたら…」英語&和訳(偉人の言葉)
こんにちは!ほんやく検定1級翻訳士の鈴木隆矢です。
今回は孔子の名言をご紹介します。孔子(紀元前551年~紀元前479年)は古代中国の思想家で、儒教の始祖として有名です。
今回は人間関係に悩んでいる人に届けたい孔子の名言をご紹介します。
ご紹介する名言につきましては、BrainyQuote というアメリカのサイトに記載されているものをGoogleの書籍検索にかけ、それが英語圏の複数の書籍で使用されていることを確認の上、その人物の言葉として記事に掲載しております。
古い人物の言葉ですとそれが本当にその人物の言葉なのか確認が難しい場合もございますが、複数の書籍で使用されている言葉であれば、それがその人物の考えを反映した言葉であると判断できるのではないかという考えのもと記事を執筆しております。
人間関係に悩んでいる人へ。孔子の名言「怒りが湧いたら…」英語&和訳(偉人の言葉)
「怒りが湧いたら、その結末を想像しなさい」
孔子(古代中国の思想家)
相手のために怒りを捨てるのではなく、自分のために怒りを捨てる。どんなに腹を立てても相手は痛くもかゆくもないということ。
去年ゴーヤを植えたのですね。家庭菜園をやっているので、そこにゴーヤを植えてみたのですね。しばらくして芽が出てきて、順調に育っていたのですが、あるときゴーヤの様子を見に行ったら、ゴーヤがないのですよね。「どういうことだ」と。
その前の日に父親が庭の草むしりをしていたのですよね。すぐに父親に電話をして「おい、ゴーヤ抜いただろ。なんてことしてくれたんだ」と。父親はゴーヤだと気付かずに抜いてしまったようなのですが、1週間ぐらい怒りが収まらなかった。
自分のために怒りを捨てる
過去の偉人の言葉を見ても、みんな言っていることは同じなのですよね。怒ってはいけないと。怒って損をするのは自分自身なのだと。
怒りを全く感じない人というのはいないと思うのですね。ただ、怒りっぽい人とそうでない人はいますよね。その違いは何かと、それは怒りを処理する能力だと思うのですね。
怒りを感じているとき、集中できませんよね。頭に血が上っているとき、読書ができるか。数学の問題が解けるか。いいアイデアが浮かぶか。
怒りを感じているとき、考えることができないのですよね。考えるためには冷静でなければならない。
怒りを感じているときというのはその人のことが大嫌いなときですよね。「お前ふざけんなよ」と思っているとき。
その時、相手を許す。相手のために何かをする。それは難しいですよね。そうではなく、自分のために怒りを捨てる。
怒りを感じるということはその大嫌いな人のために時間を無駄にするということなのだと。
どれだけ腹を立ててもどれだけ恨んでも相手は痛くもかゆくもない。ただ、その時間自分の思考が奪われるだけ。自分が不幸になるだけ。
相手のために怒りを捨てるのではない、自分のために怒りを捨てるのだと。大嫌いな人のために無駄にできる時間は1秒たりともない。自分の時間を無駄にしないために怒りを捨てる。
人間関係に悩んでいる人へ。「怒り」に関する世界の偉人の名言3選
いかがでしたでしょうか?今回は孔子の名言をご紹介しました。
私が運営しているブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『孔子の名言集【英語原文と和訳】』(外部リンク)という記事では、今回ご紹介したものを含めて、孔子の名言を13句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。
また、私のブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『「怒り」に関する名言集【英語原文と和訳】』(外部リンク)という記事では、「怒り」に関する世界の偉人たちの名言を14句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。
では、最後に「怒り」に関する世界の偉人の名言を3句ご紹介します。
「怒りには必ず理由があるが、正当な理由があることはめったにない」
ベンジャミン・フランクリン(18世紀に活躍したアメリカの政治家)
「怒りにとらわれるのは、毒を飲んで相手が死ぬことを期待するようなもの」
ブッダ(古代インドの宗教家)
「怒りを感じたら、話す前に10数えなさい。激しい怒りを感じたら、話す前に100数えなさい」
トーマス・ジェファーソン(第3代アメリカ合衆国大統領)
お読みいただき、ありがとうございました!