【太陽光で火をつけろ】空き缶の底を磨いて、ソーラーファイアスターターを作ってみた結果
空き缶を使って、ソーラーファイアスターターを作ってみました。
※缶は穴あけ処理を施したあとにしっかり洗浄してから加工をしています。
※とても高熱になる可能性があるのでやけどに注意してください。
※火災の危険性があるので風の強い日は実験を避けてください。
サンライター(ソーラーファイアスターター)に興味があったのですよ。
ライターなどを使わず、太陽光だけで火起こしできるアイテム。
ぶっちゃけ効率は悪いわけですが、でもそこにロマンがあるというか、なんかこう、火をつけるだけのことに時間と手間がかかるのがかえってわくわくしません??
なんてこと思いつつも、わざわざ買うまでもなく普通にライターで着火していたのですが・・・ そんな時、ふと目についたのがガスの空き缶。
炭酸飲料やガスなど、圧力がかかる缶の底はなめらかに凹んでいます。
その缶底が集光(凹面)ミラーの代わりになるらしい?という話は聞いたことがありましたが、つい先ほど穴あけ廃棄したガス缶の底がほどよい凹曲面だったので、「磨いたらサンライターになるんじゃね?」と思い立って、さっそく鏡面加工をしてみることに。
用意したのは
・変速機能のついたディスクグラインダー
・サイザルバフと、フェルトバフ
・研磨剤(赤棒 白棒 青棒)
難しいこと考えずに磨きます。
ここまで磨くと欲が出てきたので、ものはついでとばかりにコンパウンドでも磨いてみました。
最初は艶消しだった缶底が、またたくまにピカピカに!! これくらい鏡面ならかなり効率よく集光してくれるでしょう~~ ってことで、さっそく実験してみます。
(ちなみに、この大きさでこの鏡面っぷりだとかなりの効果が予想されるので、間違っても手をかざしたりしないでください。いきなりピントがあってしまうと火傷の可能性がかなり高いです。油断大敵!!)
さっそく実験してみましょう
(実験時データ 4月中旬 晴天 午前10時 気温14度 微風)
実験 その① 黒く塗ったマッチ
まずは先端を黒く塗ったマッチです。これは簡単に点火するだとうと思ってはいましたが、光のピントが合うか合わないか確認するまでもなく速攻で発火しました。
あっという間。ググってみたらマッチの自然発火温度は207度だそうですが、その温度を軽く超えていることになります。スゴッ!!
実験 その② 黒く塗ったマッチの柄
今度は発火性のある混合物(頭薬)がついているほうではなくて、マッチの柄を黒く塗ってみました。つまりは細い木材ですが ・・・ こちらは、ボッという発火は見られませんでした。でも、ものの2秒でモクモクと煙を出してみるみる短くなりました。
実験 その③ 黒く塗った紙
今度は紙!! これはどうかな?と思いましたが、目に見えるような発火は起きませんでした。そのかわり、モクモクと湧き上がる煙と、みるみる小さくなっていく紙。ひょっとしたらまぶしくて炎が見えなかっただけかもしれませんが、灰になっていったのは間違いありません。
【実験結果】
ライターやマッチのような点火能力はありませんでした。
といっても、申し訳ないのですが、私自身、サンライターというものを使ったことがないので、性能的に優れているのか劣っているのか・・・実は判断できないのです。ごめんなさい!!
とはいえ、ものの数秒で木材の棒や紙が煙を上げる様子は確かにサンライターと言えるもので、火を強くする準備があれば火起こしできると確信しています。
というわけで、今回もご視聴ありがとうございました~!!