うなぎの「刺身」を見かけない!たった1つの理由とは?
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
皆さん、「うなぎ」は好きですか?
うなぎといえば…やはり「うなぎの蒲焼」ではないでしょうか?ふっくらとした身に香ばしいタレが絡んで、ご飯が止まらなくなる。その美味しさは、一度味わうと忘れられません!うなぎの蒲焼きは多くのスーパーやレストランなどで見かけますが、「刺身」はそういえば見かけないですよね?
『言われてみれば、確かに!』と共感している方も多いのではないでしょうか。そこで、今回は「うなぎの刺身を見かけない理由」について解説していきたいと思います!
今回の目次
- たった1つの理由
- 加熱すれば安心?
- 「うなぎの白焼き」とは?
- まとめ
たった1つの理由
さっそく、今日の本題に入りましょう!
うなぎの刺身を見かけない!たった1つの理由とは、一体なんなのか?
これはズバリ…うなぎの血液に毒が含まれており、生で食べることができないから!
うなぎの血液の中にある毒の正式名称は、「イクチオヘモトキシン」。この毒は、人が摂取すると消化器系に影響を与え、吐き気や腹痛などを引き起こす可能性があります。毒がある魚としてよく知られている「ふぐ」に匹敵するほどではありませんが、それでも健康に悪影響を及ぼします。
加熱すれば安心?
「うなぎの蒲焼」とはいえど、血液に毒があると聞くとなんだか怖いですよね。だが、安心してください!
イクチオヘモトキシンは「熱に非常に弱い性質」を持っています。
そのため、我々が食べている「うなぎの蒲焼」は加熱調理されているため、毒は完全に消えています。つまり、加熱することでこの毒は無毒化され、安心して美味しく食べられるのです!
「うなぎの白焼き」とは?
「うなぎの蒲焼」はよく聞きますが、「うなぎの白焼き」はあまり聞かない、または全く知らないという方も多いのではないでしょうか?
「蒲焼き」と「白焼き」の調理工程はほぼ同じですが…
・蒲焼きはタレをつけて焼いたもの、
・白焼きはタレを付けずに焼いたものを指します。
白焼きは「素焼き」とも呼ばれています。
素材の味を最大限に楽しめるのは間違いなく、白焼きです!
まとめ
- うなぎの刺身を見かけない理由とは…「うなぎの血液に毒が含まれているから」
- 毒の正式名称は、「イクチオヘモトキシン」
- イクチオヘモトキシンは熱に非常に弱い
- 蒲焼きはタレをつけて焼いたもの
- 白焼きはタレを付けずに焼いたもの