【川越市】名物のだんごイチオシ! 炭火焼きの香ばしさがどこか懐かしい醤油焼きだんごをぜひ!
川越は昔から醤油の焼きだんごが名物で、今もたくさんのだんご店が点在しています。だんご店の多くは古い街並みの観光地に密集していますが、住宅街にも市民の舌をうならせる名店がいくつかあります。今回は、その住宅街にあるお勧めのだんご店をご紹介します。
川越市新宿町の住宅街に、黄緑の看板が目印の「ダンゴの弁慶」があります。2010年4月に開店、今年で12年目の地域住民に愛されている店。
もともとご実家が所沢で老舗のだんご店を営んでおり、技術を学び川越でもお店を始めたそうです。お店の名前は、女将さんと旦那さんの名前から1文字ずつ取って「弁慶」と名付けたそうです。
店に近づくと窓から放たれる香ばしい焼きだんごと炭火で炙った醤油の香りにロックオンされます。お店のお品書きを見ると色々な種類があって目移りしますが、まず食べてほしいのが醤油焼きだんごです。お店の名物だんごでイチオシです!
ダンゴの弁慶さんの人気ベスト3
1位:醤油焼きだんご(80円)
2位:のり巻きだんご(90円)
3位:みたらしだんご(80円)
お値段がお手頃なのもうれしいです!
ダンゴの弁慶さんのこだわりは、上質な国産米粉100%と水だけで、材料に添加物を一切使っていないことです。米粉だけだと、すぐに固くなってしまいそうなイメージですが、冷めてもやわらかい触感のまま食べられるのが不思議なのです。
冷めてもやわらかい秘訣は? 女将さんに聞いてみました。
米粉に入れる水の配合、だんごの捏ね方が最大の秘訣とのこと。しょっぱい系と甘い餡系の生地の捏ね方に違いがあります。しょっぱい系は、米粉の風味としっかりとした歯ごたえを感じられるよう捏ね、甘い餡系は、やわらかくもっちりそれでいて歯にくっつかない滑らかな舌触りの生地になるよう捏ね上げられています。
また、炭火焼の火加減や焼き時間の調整もだんごを美味しく仕上げる職人技です。炭火の火加減は、うちわで仰いで調節しだんごの裏表を交互に丁寧に焼く。パチパチと赤く光る炭が、徐々にだんごの表面に焼き目をつけていきます。
焼いては醤油にくぐらせ、また焼く。これを3度ほど繰り返します。この工程が香ばしい醤油焼きだんごの匂いを辺り一面に漂わせ、その香りに誘われ人が集まってくるのです。
私も香りに導かれ醤油だんごを買い求めに行くのですが、いつも甘い餡系の「みたらしだんご」や「きなこだんご」も一緒に購入、しょっぱい系だんご→甘い餡系だんご→また、しょっぱい系と交互に食し、もう食欲が止まりません!
「ダンゴの弁慶」は、焼きだんごの香りを感じ、目で黄色や緑の色とりどりな餡の色彩を楽しみ、舌でやわらかい触感、耳で炭火の焼く音を聞き、だんごの美味をかみしめる。そんな五感を刺激してくれるだんご店。ずっと残したい味と炭火焼の風景が、ここにはあります。ダンゴの弁慶さんに行った際には、香ばしさがどこか懐かしい醤油焼きだんごをぜひ、お試しください。
ダンゴの弁慶
住所:〒350-1124 埼玉県川越市新宿町6-36-14
電話:049-290-8497
営業時間:9:00~18:00(売り切れ閉店あり)
定休日:水曜日・第1火曜日
※駐車場は1台の為、電話で予約注文すると待ち時間が少なく便利です。