1月27日は、ミラノやストックホルムなどANA羽田空港発着新規路線の特典航空券争奪戦になる?
3月29日より、都心上空の一部時間帯の飛行が解禁されることにより、日中時間帯の羽田空港国際線発着枠が全体で50往復100便が増便される。発着枠の配分も終わり、新たに発着枠を獲得した航空会社は順次、運航スケジュールを発表するなか、ANA(全日本空輸)は、昨年11月19日の発表段階で、具体的な就航日時が発表されていなかった新規就航都市を中心に一部未発表だったANA国際線の羽田空港発着新路線の就航日を1月23日に発表した。
発表された路線の航空券やマイルを使った特典航空券の予約が、1月27日(月)午前10時より発売開始されることも明らかになった。夏休みや年末年始の旅行を計画している人にとって、新規就航路線は知名度も高くないことから、一般的には予約が取りやすいというメリットがあることから、航空券の価格もお得に販売される可能性も十分に考えられる。記事執筆時点では運賃が発表されていないので、具体的な価格はわからないが、発売になった段階ですぐに運賃をチェックしておくといいだろう。
ミラノ、ストックホルム、イスタンブール、モスクワ、深センは新規就航都市
新たに就航日と発売日が発表された路線は、羽田~ミラノ(イタリア)、ストックホルム(スウェーデン)、イスタンブール(トルコ)、モスクワ(ロシア)、サンフランシスコ(アメリカ)、青島(中国)、深セン(中国)の7路線及び、1日1往復から2往復へ増便となるシドニー(オーストラリア)線の増便分となる。
ミラノ、ストックホルム、イスタンブール、モスクワ、深センの5都市へは、現在就航していない都市であり、今回のネットワーク拡大によってANAで新たに飛べるようになることで、就航日の発表を心待ちにしていたANA便利用者も多い。
就航日は路線によって異なる。路線によっては就航当初は週3便
就航日は路線によって異なり、以下の通りとなる。路線によっては就航直後においては週3往復で運航される路線があるので注意が必要となる。下記の路線の中で、ミラノ、サンフランシスコは羽田発において深夜便(ミラノ行きは深夜0時55分発、サンフランシスコ行きは22時55分発)となるほか、シドニー行きは夜行便に加えて、朝便(8時50分発)が設定された。
1月27日発売開始となる路線の就航日・便数一覧
羽田~ミラノ線 4月20日就航:4月20日~7月9日までは週3往復、7月10日以降は毎日運航
羽田~ストックホルム線 6月6日就航:6月6日~7月19日までは週3往復、7月20日以降は毎日運航
羽田~イスタンブール線 7月6日就航:毎日運航
羽田~モスクワ線 7月1日就航:毎日運航
羽田~サンフランシスコ線 3月29日就航:3月29日~5月24日までは週3往復、5月25日以降は毎日運航
羽田~青島線 3月29日就航:毎日運航
羽田~深セン線 3月29日就航:毎日運航
羽田~シドニー線 3月29日増便:1日2往復運航
1月27日(月)の午前10時はマイル争奪戦が予想される
今回、一度に8路線の航空券・特典航空券が予約開始となるのは珍しいことであり、1月27日(月)午前10時にお目当ての路線を、繁忙期を中心にANAマイレージクラブの特典航空券での予約を狙うANAマイレージクラブ会員が殺到することが予想される。既に夏休みや年末年始など希望日の特典航空券予約を目指し、27日の午前10時にパソコンやスマートフォンの前で待機するという声も筆者の周りでも聞かれる。
ANAに限らず、JALも含めて特典航空券予約開始日(通常はANAは復路搭乗日の355日前の午前9時、JALは360日前の午前10時)に繁忙期の希望日時の特典航空券予約を目指して、パソコンの前で待機するのが常態化していることを考えても、明日1月27日(月)午前10時は特典航空券争奪戦の可能性が高いだろう。また、発売開始直後はホームページに繋がりにくくなることが予想されるが、粘り強くトライすることも求められるだろう。