iPhone 6sがフラゲされてベンチマーク公開。iPad Air2並の性能と判明
9月22日(現地時間)、カリフォルニア州サンディエゴに住むデザイナーのAdrienneさんのもとに、発売前にもかかわらず『AT&T』から『iPhone 6s』が届けられる配送ミスが起きました。
期せずしてiPhone 6sをフラゲしたAdrienneさんは、周りからの要請に応えるかたちでiPhone 6sのベンチマーク(※1)を公開。その結果、6sはスマホサイズにも関わらずタブレットの『iPad Air2』並の性能を持っていることが判明しました。
シングルコアではAir2以上、マルチコアでは若干負け
公開されたベンチマーク結果によると、iPhone 6sのスコアはシングルコアで2,292、マルチコアで4,293でした。
iOSデバイスのランキングにくわえると、次のようになります。
シングルコアのスコアランキング
- 1位:iPhone 6s(2,292) ←NEW!!
- 2位:iPad Air 2 (1,808)
- 3位:iPhone 6(1,609)
- 4位:iPhone 6 Plus(1,607)
- 5位:iPad Air(1,466)
- 6位:iPhone 5s(1,395)
(Geekbench 3より)
マルチコアのスコアランキング(Geekbench 3より)
- 1位:iPad Air 2(4,526)
- 2位:iPhone 6s(4,293) ←NEW!!
- 3位:iPhone 6 Plus(2,887)
- 4位:iPhone 6(2,879)
- 5位:iPad Air(2,651)
- 6位:iPhone 5s(2,512)
(Geekbench 3より)
シングルコアではAir2に勝るのにマルチコアで負けているのは、6sのプロセッサはデュアルコア、Air2は同トリプルコアのためです。
CPU1.8GHz、メモリ2GBも確定
さらにAdrienneさんは、iPhone 6sのスペックも公開。そこには「プロセッサ 1.79GHz、メモリ1.96GB」の文字があります。
AdrienneさんはTwitterを使っています: "@eye_en_tee_jay here's the battery benchmark http://t.co/CHyIvqVHwn"
これで、プロセッサとメモリの性能はリーク通りだったことが確定しました。
6sで撮影した4K映像も
このほか、AdrienneさんはiPhone 6sで撮影した4K動画も『YouTube』にアップロードしています。
Adrienneさんのもとには、多数のメディアがインタビューを申し込んでいます。iPhone 6sが発売されるまであと2日ですが、それまでにメディアを通じて様々な情報が明らかにされることでしょう。
※1.ベンチマークとは?
システムのハードウェアやソフトウェアの性能を測定・比較するための指標のこと。数字が大きいほど高性能となる。iOSデバイスのベンチマークでは、『Geekbench 3』が利用されることが多い。