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iPhone 6sがフラゲされてベンチマーク公開。iPad Air2並の性能と判明

篠原修司ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門
iPhone 6s、本来なら9月25日発売だが……。Twitterより

9月22日(現地時間)、カリフォルニア州サンディエゴに住むデザイナーのAdrienneさんのもとに、発売前にもかかわらず『AT&T』から『iPhone 6s』が届けられる配送ミスが起きました。

AdrienneさんはTwitterを使っています: "Not sure how this happened but my #iphone6s arrived early @ATT @apple http://t.co/0hK1BETycl"

期せずしてiPhone 6sをフラゲしたAdrienneさんは、周りからの要請に応えるかたちでiPhone 6sのベンチマーク(※1)を公開。その結果、6sはスマホサイズにも関わらずタブレットの『iPad Air2』並の性能を持っていることが判明しました。

シングルコアではAir2以上、マルチコアでは若干負け

公開されたベンチマーク結果によると、iPhone 6sのスコアはシングルコアで2,292、マルチコアで4,293でした。

iOSデバイスのランキングにくわえると、次のようになります。

シングルコアのスコアランキング

  • 1位:iPhone 6s(2,292) ←NEW!!
  • 2位:iPad Air 2 (1,808)
  • 3位:iPhone 6(1,609)
  • 4位:iPhone 6 Plus(1,607)
  • 5位:iPad Air(1,466)
  • 6位:iPhone 5s(1,395)

Geekbench 3より)

マルチコアのスコアランキング(Geekbench 3より)

  • 1位:iPad Air 2(4,526)
  • 2位:iPhone 6s(4,293) ←NEW!!
  • 3位:iPhone 6 Plus(2,887)
  • 4位:iPhone 6(2,879)
  • 5位:iPad Air(2,651)
  • 6位:iPhone 5s(2,512)

Geekbench 3より)

シングルコアではAir2に勝るのにマルチコアで負けているのは、6sのプロセッサはデュアルコア、Air2は同トリプルコアのためです。

CPU1.8GHz、メモリ2GBも確定

さらにAdrienneさんは、iPhone 6sのスペックも公開。そこには「プロセッサ 1.79GHz、メモリ1.96GB」の文字があります。

AdrienneさんはTwitterを使っています: "@eye_en_tee_jay here's the battery benchmark http://t.co/CHyIvqVHwn"

これで、プロセッサとメモリの性能はリーク通りだったことが確定しました。

6sで撮影した4K映像も

このほか、AdrienneさんはiPhone 6sで撮影した4K動画も『YouTube』にアップロードしています。

Adrienneさんのもとには、多数のメディアがインタビューを申し込んでいます。iPhone 6sが発売されるまであと2日ですが、それまでにメディアを通じて様々な情報が明らかにされることでしょう。

※1.ベンチマークとは?

システムのハードウェアやソフトウェアの性能を測定・比較するための指標のこと。数字が大きいほど高性能となる。iOSデバイスのベンチマークでは、『Geekbench 3』が利用されることが多い。

ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。インターネット(SNS)で起きる炎上の解説、デマのファクトチェック、スマホやガジェットの話題、生成AIが専門。最近はYouTubeでも活動しています。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで

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