見る人の気持ちをぐっと引き付けるような写真、人物でも商品でも難しいですよね！　やっぱりいいカメラでないと撮れないのかなと思いがちですが、そんなことはないんです。スマホでもいい写真は撮れるんです。そんなスマホ写真講座が開かれると聞いて、2022年11月22日に向日競輪場向かいの「女性活躍センターあすもあ」に取材に行きました。

　この講座の講師は、在宅の向日市を拠点に出張カメラマンとして活躍する笑顔プロフィール写真家の青山智圭子さんです。青山さんはフィルム時代から一眼レフでプロとして撮影されており、現在も一眼デジカメでの撮影が本職です。青山さんは「もちろん一眼レフの利点や高級カメラなりの優れたところはありますが、構図の決め方や撮影の仕方を工夫することでスマホでも十分魅力的な写真は撮れます」と言います。

　受講者は、「脇をしめ、机に肘を固定する」「ピント合わせの注意点は……」「背景と下地で大きく印象に変化が……」など基本知識を学習した後、アプリの使い方も学んで、実際に商品の撮影会などを行いました。「日の丸構図、三分割構図、放射構図など構図一つでも被写体の数や大きさ、何を取るかによっていろいろあります。青山さんは、「状況に応じて最適な構図を選ぶのがコツ」だと話します。

　参加した、タティングレースのアクセサリーを扱う「yuki..」の前田友紀子さんは、自社商品を魅力的に撮影するために参加しました。「今まで自分で四苦八苦してたのが、すごく参考になりました。売れる商品の写真を撮るために頑張ります」と語ってくれました。

　実は一番ためになった受講生は筆者です。記事はそれなりに書くのですが、写真は大のにがて。人物を撮るときなどのコツを少しレクチャーしてもらい、青山さんをモデルに撮影してみると、出来上がりがぐっと良くなってびっくり。めちゃくちゃ参考になりました。

　このスマホ講座は、途中の中断はあるものの7年ほど続けられているそうです。今は同センターで行うことが多いので、以後の機会にぜひ参加してみてください。世界観変わるかもよ！

笑顔プロフィール写真家　青山智圭子（外部リンク）京都府向日市物集女町