近年、お肉の代わりになる代替ミートがヘルシーだと話題になっています。代替ミートには、大豆ミートやえんどう豆ミートなどがありますが、今回は、お肉だけでなく、魚やエビなどの代わりにもなる代替フード「おからこんにゃく」という食品を紹介します！

「おからこんにゃく」について伺ったのは、「おからこんにゃく」料理教室を開催している、富山県入善町にお住まいの上田節好さんです。

おからこんにゃく

「おからこんやく」は、その名の通り、おからとこんにゃくをベースに作られたヘルシーな食材です（100グラムあたり約25キロカロリー）。青森が発祥だという「おからこんにゃく」。食材自体には味がほとんどないため、お肉の代わりとしてだけではなく、魚やエビなどの代替フードとして幅広く利用することができます。

おからこんにゃく料理教室

今回は、“おからこんにゃくマイスター”である上田節好さんによる料理教室におじゃまし、「おからこんにゃく」の多様な活用方法などを教えていただきました！

「おからこんにゃく」は、手でちぎったり、包丁で切ったり、肉たたきなどで叩いたりすることで食感が変わります。料理に合った切り方やコツを、その場で知ることができるのが料理教室のメリットですね！コツが分からないまま使用すると臭みが残ることもあるそうです。正しく使用することで、美味しい「おからこんにゃく」料理を作ることができます。

生徒さんの自宅や公民館などを利用して行われる料理教室。調理中は、終始笑顔が絶えず楽しい時間が流れていました。

今回は、２時間程で６品を作りました。唐揚げをベースにした、酢豚風やエビチリ風などの中華料理、白身魚風フライや人参子和え風などの和食など。「おからこんにゃく」料理は食材やジャンルを選ばないことを知りました！

試食をさせていただきましたが、どれもとても美味しく、「おからこんにゃく」と言われないと気が付かないのではないでしょうか。

筆者が特に気に入った料理は、白身魚風フライです。海苔の香りが広がり、白身魚に似た存在感がちゃんとあります。食材には弾力があり、しっかり噛むことで少量でも満腹感が得られる一品です！

上田さんの「おからこんにゃく」料理教室は、１回3,500円（別途、場所代や出張費など）。１回につき、５品程の料理を作ります。

最後に

「おからこんにゃく」は、「未来にむけた、可能性がある食材」だと話しておられたのが印象的でした。和洋折衷、肉や魚など、幅広く活用できる食材です。アイディアしだいで、さらなる美味しい活用方法が発見できるかもしれませんね。

また、「おからこんにゃく」のメリットは、”生でも食べられる”という点です。生でも食べられるので、火の通りを心配する必要がなく、簡単に短時間で料理することが可能なのです！

ヘルシーで可能性が無限に広がる「おからこんにゃく」。みなさんも、料理教室でマスターした料理で、ご家庭の食卓を彩ってみませんか。

上田さんは、おからこんにゃく料理マイスターを養成する講座も開催しておられます。ご興味のある方は、ぜひチャレンジしてみてください！

注意点：「おからこんにゃく」は、食物繊維がとても豊富なため食べすぎには注意が必要です。おなかが張ったり、ゆるくなったりする可能性がありますので、初めて使用する場合は少量から始めましょう。