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HSPが仕事で抱える悩みとは!?解消法は失敗は一度反省して…

精神科医しょう精神科医/メンタルドクター

こんにちは、精神科医しょうです。

私は普段、精神科での外来を行い、7万人以上インスタやvoicyのフォロワーさんに対しHSP気質に関する発信、書籍の出版を行っています。インスタにも遊びにきてね(外部リンク)

HSP気質を持つ方の中には職場や学校、家庭の中など人との関わりを持つ場所で、気疲れしモヤモヤとした時間を過ごしてしまうという人も多いのではないでしょうか。

もちろん、信頼関係を築けている仲間同士であれば、身も心も気分転換でき、前向きな気持ちになれることが多いかと思います。

しかし、職場においては、合わない上司や先輩、同僚と一緒に仕事をこなしていかなければならないことがあり、日々の社会生活を送る中で「生きづらさ」を覚えてしまうこともありますよね。

HSPが職場で抱える主な悩みとしては、対人関係が多く精神的に疲弊してしまうケースが多いようです。

そこで、今回はHSPが仕事で抱えやすい悩みと、解消法について一緒に考えてみましょう!

HSPが仕事で抱え込みやすい主な悩みとは?

HSPが職場で遭遇しやすいことや、抱え込んでしまいやすい主な悩みについて解説していきます。

自身の状況と照らし合わせながら、「自分は、何に対して悩んでいるのか?」「その悩みは改善できるものなのか?」を考えてみましょう。

・イヤでも断れない

HSPの多くは、断ることが苦手な傾向があります。

本当は躊躇いがある場合でも、依頼してきた人の気を悪くしてはいけないと、イヤな顔をせずに何でも引き受けてしまうのではないでしょうか。

人の気持ちを害してはいけないと我慢をすることと、仕事を引き受けてしまうことのダブルでストレスを感じ、ツライ…と感じてしまうことになります。

・失敗を引きずる

HSPの多くが、失敗をした日には「一人反省会」を開いた経験があるのではないでしょうか?

「仕事で失敗してはいけない!」という思いが強ければ強いほど、失敗した時には自分が許せなくなり、ずっと引きずってしまうことになります。

「済んだことは仕方がない」と頭では分かっていても、度々失敗を思い返しては、ストイックに自分を責め立てて自己嫌悪に陥らせてしまいます。

・臨機応変な対応が苦手

繁忙期や立て続けに仕事を任された時、膨大な量の仕事をこなさなければならない時は、パニックになり、どれを優先したら良いのか分からなくなってしまう…という悩みを聞きます。

特に臨機応変な対応を常に求められる職場の場合は、仕事が遅い、効率が悪い、物分かりが遅い…などの評価を受けてしまう可能性がありますので、職場環境や業務内容などが自分と合っているかどうかを見極めることも大切です。

・マウンティングばかりされてしまう

見下されたり、バカにされたりしているようで、なんだかモヤモヤするという方も多いのではないでしょうか。

HSPの多くは人の話をきっちりと聞き、腹が立っても人前で怒りをあらわにすることがあまりありません。

そのため、マウンティングする側から見れば「この人なら何を言っても、反抗してこないから大丈夫だ」とレッテルを貼り、大きな態度を取りやすいようです。

この場合は、HSP気質が裏目に出てしまうため、マウンティングする相手とは、なるべく関わらないようにする方が賢明でしょう。

HSPが仕事でストレスを感じた時に解消する方法とは?

では、HSPが職場でストレスを感じたらどのように対処していくと良いのでしょうか?

いくつかオススメの方法を提案したいと思います。

・失敗は一度反省したらおしまいにする

失敗した時には、失敗と向き合うよりも違うことに気持ちを向ける方が立ち直りは早くなります。

たとえば、プロのスポーツ選手でも「絶対に負けられない試合」で負けたり失敗したりすることがあります。

しかし、気持ちを引きずらずに気持ちを切り替える選手の方が圧倒的に多いですよね。

失敗は一度反省したら十分ではないでしょうか、むしろいつまでも引きずっている方が次のパフォーマンスに影響してしまいます。

人は必ず失敗するものだと、ある程度は割り切り、無理に乗り越えなくても良いのだと気楽にかまえましょう。

・オンとオフを切り替えましょう

気晴らしの方法をいくつか持っていると、気持ちの切り替えをスムーズにできるようになります。

一日の終わりには、気持ちが前向きになるようなことをしてみましょう。

たとえば、好きな入浴剤を湯船に入れて疲れを癒すことや、部屋にアロマを焚いて気分をリフレッシュさせることは、リラックス効果も期待できオススメです。

まとめ

今回はHSPが仕事で抱え込みやすいストレスと解消法について考えてみました。

HSPは職場でイヤなことがあったら、数日間は引きずってしまい、暗い気持ちを抱えて過ごしてしまう方も多いのではないでしょうか。

そうだと感じる方は、気分転換が苦手でオンとオフの切り替えがあまり上手ではない傾向があります。

今回の内容を参考に、自分に合った解消法をぜひ見つけてみましょう!

しかし、「仕事に行くのがイヤでふさぎ込んでしまう」「職場のことを考えるだけで、動悸がする」など感じるようであれば、もしかしたら心と体がSOSを発しているのかもしれません。

まずは周囲の信頼できる人に相談し、それでも心が軽くならないようであれば、医療機関に相談することをオススメします。

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精神科医/メンタルドクター

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

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