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【松阪市】「宣長さんに年賀状を出そう!」で注目の「本居宣長記念館」ってどんなところ??

shimashima地域ニュースサイト号外NETライター(松阪市)

皆さん、年賀状はもう投函されましたか? 松阪市では、松阪の偉人、本居宣長あてに年賀状を送ると、宣長さんから返事がもらえる! というプロジェクトが話題になっています。本居宣長(もとおりのりなが)は、江戸時代の国学者であり、医師でもある人。その時代まで注目されてこなかった「古事記」の研究と翻訳をこつこつと行い、一大プロジェクトを成し遂げたというすごい人です。

そんな本居宣長に触れることのできる施設「本居宣長記念館」とは、どんな場所なのでしょうか? 実際に訪れてみました!

「本居宣長記念館」は松坂城跡にあります。御城番屋敷の石畳を上った裏門跡から訪れてみました。

こちらにも石でできた案内が。「人にやさしい町松阪」のメッセージが目印です。

山門をくぐった所からが有料施設となります。

整然と手入れされた庭園は、落ち着きのある趣で、季節感を感じる事ができます。

そして庭園には、殿町の町並みを一望できる場所も。心が晴れやかになりそうなひと時が過ごせます。

そして、12月にデジタルライトアップで話題となった桜松閣は、こちらにあるんですよ!

ほかにも色々と見どころがあるのですが、こちらが「本居宣長記念館」です。入口には顔出しパネルがあったりして、遊び心も感じられます☆

2017年にリニューアルされた館内は、開放感ある雰囲気。入館料は大人400円(税込)でした。この日は子どもと一緒に行きましたが、小学校3年生までは無料で入館できるため、子どもは無料でしたよ!

ロビーにはユニークなテーブルが。宣長さんのエピソードに、クイズ形式で親しめる工夫がされています。

ひとつ見てみましょう。「Q 宣長が一番好きな花は?」 ①梅 ②桃 ③桜…どれでしょう?

正解は③の桜です。日本の繊細な文化をこよなく愛し、和歌を詠むことを愛した宣長。日本古来の花、桜を愛した宣長は、嬉しいときや悲しいときに人の心が揺れ動く、その感情を「もののあはれ」とあらわしたことでも、良く知られています。

2階の資料室には、貴重な資料がたくさん展示されています。現在、冬の企画展「宣長と春庭」を開催中です。

2023年1月21日(土)と2月18日(土)にはこちらの講座室で、展示説明会が開催されます。自然光が差し込む講座室では、四季を感じながらゆったりとした気分で、見聞を広めることができそう。

館内にはエレベーターもあるので、階段が辛いかたも安心ですね。

本居宣長記念館では公式Instagramで情報を発信中!興味のある方はぜひフォローして。また、宣長さんへの年賀状は、2023年1月15日まで受付しています。宣長さんからのお返事には、記念館への「招待券」がついていて、この招待券1枚で2名まで記念館を無料で見学できるそうですよ! 

地元のかたも、旅のお客様も。宣長さんの良き人柄につつまれたような気持になれる「本居宣長記念館」へ、ぜひ足を運んでみてください。

【施設情報】
施設名:本居宣長記念館
住所:〒515-0073三重県松阪市殿町1536-7
開館時間:9:00~17:00(最終入館時間16:30)
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)※年末年始休館あり
入館料:大人400円・大学生等300円・小人(小学4年から高校生)200円
電話:0598-21-0312 FAX:0598-21-0371
Eメール:info@norinagakinenkan.com
公式サイト
公式Instagram

地域ニュースサイト号外NETライター(松阪市)

海とクラシック音楽をこよなく愛する、自由人。阪神ファンでゴルフに燃える夫と、気分屋男児を家族に持つ。音楽活動とあわせ、号外NETタウンクライヤー(松阪市)としてコツコツ発信中。

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