【富士宮市】市内の観光名所にノミネートしたい!沼久保水辺の楽校は自然いっぱいの遊び場です!
気になっていた富士宮市沼久保から富士市松野を結ぶ蓬莱橋付近に設置してある『水辺の楽校』の看板。
以前、橋の付近を通ってみたのですが、それらしいものが見つからず、半ば諦めていました。
先日たまたま蓬莱橋の話が会話で出たので、「水辺の楽校って知っている?」と尋ねてみると、私が思っていた場所よりも更に200mほど先にあり、看板も大きく出ていると教えてもらい、リベンジに来ました。
教えてもらった看板を右折します。細い道と聞きましたが、すれ違いは難しそうですが、車一台なら悠々と通れる広さの道です。
道の途中には公園の地図がありました。地図の下の説明には『古くは富士川の物流を舟運の要所であり、江戸時代から昭和初期にかけては沼久保河岸として栄え、昭和中期までは地域の重要な交通路として渡し船の船着き場のあった箇所として歴史的に貴重な背景も持っています』と書かれていました。
蓬莱橋ができるまでは、ここは渡し船で渡っていたのですね。ラフティングのようで楽しそうに感じますが、河水の増加などで渡れない時もあったのではないかと思うと、橋のありがたみが身に沁みます。
そんなことを思いながら、『沼久保水辺の楽校』に無事到着しました。右側に自転車が駐輪してあったので、私も同じように駐輪し、楽校散策です。
駐輪した反対側には遊歩道があり、オシロイバナなどが道行く人の目を楽しませてくれます。
また途中には滝がありました。この滝付近で、線が細く、ふわふわと可憐に舞う真黒なトンボに遭遇。
このトンボは7月の終わりから8月のお盆時期に綺麗な水辺付近で見ることのできる『ハグロトンボ』と言う種類で、別名「神様トンボ」とも言われ、見かけると縁起が良いと言われています。
遊歩道を歩き切ると、だだっ広いグラウンドに出ます。この広さは圧倒的です。
ところどころにベンチがあります。あずま屋もあり、トイレも完備。テントを張る行為や火の使用は禁止なのでお弁当を持って来て楽しんでくださいと注意書きがありました。
グラウンド横には舗装された広い駐車スペースもありました。駐車スペースには『沼久保水辺の楽校』と大きく描かれています。
この駐車スペースから松野側に柱状節理が見えました。
グラウンド反対側には池があり、蛙の合唱が響き、沢山の鳥たちの姿を見ることができました。またこの池の奥に進むと、水遊び場があるようです。
礫河原に出られる場所もありました。
河原からは蓬莱橋を眺めることができ、水辺で遊ぶ少年たちの姿がありました。
『沼久保水辺の楽校』は、河原、樹林地、池など豊かな自然と触れ合いながら、いろいろな楽しみ方ができる富士宮市の観光名所にノミネートして欲しい河川空間でした。
沼久保水辺の楽校
住所:富士宮市沼久保289
開園時間:5月~10月 7:00~18:00
11月~4月 8:00~17:00
*時期により16:30終了の場合あり