全国的な空気の乾燥へ…部屋の湿度は何%にすべき?乾燥や加湿でどんなリスクがある??:気象予報士解説
1日はようやく冬型の気圧配置がゆるみ、1日の段階ではまだ北陸中心に雨や雪のところがありますが、週明け2日(月)にかけては晴れる範囲が次第に増えそうです。
それに伴い、これまでは大平洋側を中心に乾燥が進んでいたのが、日本海側でも一時的に湿度が下がる見通し。日本海側の地域でも日中の湿度が40%台になるところが出てきそうです。
空気が乾燥すると加湿器などで部屋の湿度を調整する必要がありますが、加湿は何%を目指せばよいのでしょうか。
また、乾燥しすぎや加湿しすぎによってどんなリスクがあるのでしょうか…?
気象予報士が解説します。
晴れるところ多いものの北陸など雨に
1日は全国的には晴れるところが多いでしょう。
ただ北海道や東北日本海側では雪や雨が降るところがあり、北陸でも断続的に雨が降るでしょう。
特に新潟では引き続き雨の量が増えるおそれがあります。
また九州~中国地方では、午後になると雨が降り出すでしょう。
部屋の湿度は何%を目指すべき?
冬になると乾燥が気になりますが、かと言って加湿しすぎるとカビやダニ、そしてウイルスの一部もリスクが高くなってしまいます。
環境省ではおおむね湿度50~60%に調整することを推奨しているので、加湿器の表示や湿度計を見ながら調整しましょう。
なお、加湿器を使う場合は、できるだけ床に直接置かず、水は毎日替えましょう。
また、窓などに結露が発生すると室内の水蒸気を奪って水滴にしてしまう(つまり部屋の水分を奪ってしまう)ので、結露防止シートを貼るなどして防止するのも乾燥対として効果的です。
週明けは日本海側でも日差し届く
このさき週明け2日(月)には、いったん日本海側でも晴れるところが多くなりそうです。
ただ、その後は日本海からたびたび低気圧や前線が近づき、雨や雪が降るタイミングが多くなる見通し。
一方、太平洋側は晴れ間が続くところが多い見込みで、ますます乾燥が進みます。
このさき2月頃にかけて乾燥傾向は続くので、いま一度、乾燥対策を確認しておきましょう。
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