2021年、お金を貯めるためにやるべき5つのステップ
あけましておめでとうございます。昨年は思うように貯金ができなかったという人も、2021年こそ、お金をしっかり貯めたいですね。貯金が苦手な人でもお金を貯めていくための5つのステップをご紹介したいと思います。
1.目標を立てる
目の前の欲しい物を時にはセーブして将来のために貯めるにはエネルギーが必要です。貯金をするための目的や理想的な自分の姿を具体的に描いてみましょう。
例えば、「引っ越しをするためのお金を作りたい」「マイホームの購入費用」「大学院に通いたい」「ブランドのバッグが欲しい」など。
具体的に思いつかない人はなりたい自分の理想の姿を思い描いてみてもよいかもしれません。「月末になってもお金の心配をしなくてもよい」「徐々に配当収入を増やしていきたい」などと言った希望を紙に書いてもよいでしょう。
新年ですので、思いついたことを紙に書き出し、現状と理想の姿のギャップについて考えて改善をしていきましょう。
2.現状の家計の把握をする
紙の家計簿やデジタル記録(銀行の入出金記録とクレジットカード)などを確認して現状の家計を把握するようにしましょう。
把握できていないという人はまずは銀行の残高の推移だけでも確認してみてください。生活費の支払いを一つの金融機関にまとめている場合、その金融機関の残高の確認をすれば赤字なのか黒字なのかが分かります。例えば、今月の残高(給料日)が30万円で先月の残高(給料日)が28万円なら2万円の黒字ということです。また、給料から黒字(赤字)分をひけば支出額も推測できます。
赤字がずっと続くという人はその原因を探りましょう。クレジットカードやペイサービス等を使っている人は各種明細を確認しましょう。支出から決済までのタイムラグがほとんどないデビットカードを使うのも家計を把握しやすくする方法です。現金派の人は項目ごとにジップロックなどに分けて管理をしてもよいでしょう。
3.改善できるところをリストアップ
現状の家計が分かったら改善できるところをリストアップしてみましょう。例えば、「タクシー代」「カフェ代」なども塵も積もれば山となります。またよく利用している店舗なども把握しておくと、行動を変えやすくなります。金額が大きくて改善余地が大きいところからガンガンと改善をしていくと効果的です。
また、「洋服などを1つ買ったら1つ捨てる」、「生活用品の在庫は1ヶ月分」などのマイルールを作っておくと、お金を使うハードルを上げることができます。できるだけ物に変えずにお金という自由にいつでも使える形で保有をしておきたいものです。
4.余裕資金をプールしておく
よく、足りなくなると貯金を取り崩すという人がいます。生活をしていると、税金の支払い、学校関係の費用、家電の購入、経費の建て替えなど急にお金が入り用になる場合もよくあります。そうした時に老後のための貯金等を取り崩す必要がないように余裕資金をプールしておきましょう。
また、ある程度まとまったお金ができるとそれを使って家電やクルマなどを購入する人もいます。目の前にお金があったり、普通預金の残高があると、多くの人にとって使いやすくなってしまうからです。
そのため、生活費を決済する口座とは分けてプール用の口座を作っておきましょう。こちらは急な入り用に対応させるお金です。
5.先取りで自動積み立てをする
プール用のお金とは別に老後のために毎月積み立てましょう。最初は月1万円からでもよいですが、手取り月収の10%以上貯金したいところです。NISAや確定拠出年金制度など税金の優遇のある制度を活用するのも手です。
こちらはよほどのことがない限りは手を付けないように努力をしましょう。まずはプール用の口座を持つとワンクッションおくことができます。自動積立を楽々やりたい人はプール用口座にある程度お金を貯めることをまずは心がけてみてください。それはいざとなった時の消化器やダムとなり、不必要な借金や貯金の取り崩しを予防させる効果があります。無駄遣いがないかステップ3で念入りに確認をしてみましょう。
一度、この5つのステップが回りだすと、資産運用をして配当収入が入るなどお金の面でどんどん楽になっていきます。10年後、20年後、お金で笑うためにも、新年この時期にお金について真剣に向き合いたいですね。