【ベッカライ徳多朗】秋の絶品デニッシュ〈横浜市都筑区〉
8月15日。センター北の「ベッカライ徳多朗 ヨツバコ店」が11月8日で閉店する、と公式Instagramで発表され、地元住民や徳多朗ファンの間に激震が走りました。
衝撃的な悲しみを受け止めながらInstagramを読み進めていると、救いもありました。
青葉区の「ベッカライ徳多朗 元石川店」は存続されるとのこと!
ほっとしましたー!!
元石川店は改装工事のため10月より休業するそうです。11月半ばのリニューアルオープンに期待したいですね。
徳多朗ヨツバコ店閉店まで残り2ヶ月・・・。私は悔いのないようにファンの精神を貫くだけ!
気を取り直して今回は、徳多朗で見つけた新作のパンや秋限定のパンをご紹介します。
秋限定のパンはりんごにさつまいも。にんじんのマフィンもNEW!
8月末日ヨツバコ店を訪れると、閉店を惜しむかのように、いつにも増してお客さんが並んでいました。
ショーケースは相変わらず魅力的なラインナップです。
副社長・徳永久美子さんが季節の7レシピを執筆した「おいしいおはなしお料理ノート」。
待望の2021年秋号は、9月3日(金) 発売です。
秋らしい「ブラムリーアップルのデニッシュ」。
「さつま芋デニッシュ」は、シナモンor黒ゴマの2種類があります。
7月末から発売されている「パン屋さんのにんじんマフィン」。
お店を訪れるたび新しい発見があるのが徳多朗の魅力です。
マフィンがつぶれないように、デニッシュが崩れないように、大事に抱えて家に持ち帰りました。
秋の恵みを乗せた徳多朗のパン、いただきます!
【ブラムリーアップルのデニッシュ】
ショーケースで見つけた瞬間「待ってました!」と心の中で叫びましたね。去年食べて心が震えた一品。
この青いりんごは「ブラムリーアップル」という品種で、イギリスではポピュラーですが日本ではあまり流通しておらず、長野県小布施町のりんご園から取り寄せているそうです。
特徴は、他のりんごには無いはっきりとした酸味と香り。甘く煮るわけでもなく生のまま焼き込んでいるので食感と酸味が際立っています。オーガニックシュガーがトッピングされているので酸味がキツすぎることなく、「ザラザラ」と楽しい口当たりに。
アーモンドクリームは、夏季デニッシュのキルシュベースからラム酒ベースに変えているそうです。
徳多朗の副社長・徳永久美子さんは、「潔い単純な構成です」とおっしゃっていましたが、細かいところまで計算しつくされたような完璧なデニッシュでした!
約1年越しに味わえたことに安堵と感動を覚えました。
【さつま芋デニッシュ】
「スイートポテトをイメージして卵黄やきび砂糖を加えて練り上げた」というこちらのデニッシュ。
ほくほく、ねっとりしたさつま芋は、所々ゴロっとした食感もあって「お芋を食べてる!」実感がわきます。
素朴なお芋を洗練するような、ライトなラムレーズンとアーモンドクリームの組み合わせ。美味しすぎます。シナモンバージョンも食べてみたい。
【パン屋さんのにんじんマフィン】
外はカリッ!中はほろほろしっとり。
油分にオリーブオイルが使われているので冷やしてもカチコチにならず、美味しく食べられます。
ふんわり手で割ってみるとシナモンとナツメグのスパイスの香りが広がります。
丁寧にお茶を入れたくなる奥深い味。
コクのあるコーヒーやアイスミルクティーがペアリングに良さそう。同じスパイス系のチャイも合いそう!いや、やっぱり牛乳がいいかな?美味しい妄想がとまりません。
徳多朗のパンを食べて改めて思ったのは、「どこまでも徳多朗についていきます!」ということ。ヨツバコ店は家族との思い出が詰まった特別なお店ですが、閉店しても思い出が消えることはありません。毎年楽しみにしている季節のパンを、新しい美味しさを求めて、閉店以降は元石川店を訪れたいと思います。
11月8日、徳多朗ヨツバコ店が幕を閉じるその時まで、あと何回いけるかな?
切なくも前を向きたい秋のはじまりです。
ベッカライ徳多朗ヨツバコ店
住所: 神奈川県横浜市都筑区中川中央1-1-5
ヨツバコ1F
営業時間:月・金9:00-17:00
土・日7:00-17:00
定休日:火・水・木
ベッカライ徳多朗公式オンラインショップはこちら
公式Instagramはこちら
【関連記事】ベッカライ徳多朗がもっと好きになる。 愛すべき定番のパンと「おいしいお話お料理ノート」 〈ロコっちセンター南〉