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保存版!気になる味は?今人気のスタバ「新作コーヒー」をいろいろな器具で飲み比べしてみた

コーヒーソムリエKazuコーヒーソムリエ・ライター・モーニング研究家

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年間200種類、1,000杯以上のコーヒーを飲み、スタバ歴20年以上のコーヒーソムリエKazuです。

スターバックス コーヒージャパン は、2024年10月11日から妖しげな見た目と驚きの味わいに包まれた「メラ メーラ フラペチーノ」と「マラサダ ハロウィン ラズベリー&ブルーベリー」などを発売しました。

一方で、スターバックス新作コーヒー「ザンビア」もパートナーさんが公式インスタグラムのライブ配信でおすすめしていました。

そこで今回は、スターバックス新作「ザンビア」をいろいろな抽出方法で淹れてみたので、味わいの違いなどについてプロが解説します。

スターバックスコーヒー「ザンビア」の概要

公式サイトによると、ポメロやジンジャーのような甘みのある風味と、アニススパイスを思わせる余韻が感じられる、鮮やかで調和のとれた味わいのコーヒーとのことです。ポメロ・・・柑橘類の一種。日本ではザボンと呼ばれいるそうです。

250g:1,780円(税込)※100gから購入可能。

1杯分コーヒー豆10g使用したとして、1杯当たり1杯71円程度です。

スターバックス「ザンビア」の特長

コーヒー豆(シングルオリジン/ブレンド):シングルオリジン

生産地:アフリカ

生産国:ザンビア

加工方法:水洗式

酸味:MEDIUM

コク:MEDIUM

相性のよいフレーバー:ハーブ

ローストレベルは、 スターバックスコーヒーの中でもっとも浅い、BLONDE ROAST(ブロンドロースト)です。

今回の共通レシピ

コーヒー豆:1杯10g(お好みで調節してください)

粒度:中細挽き

お湯の量:約160ml〜180ml(お好みで調節してください・今回は180ml)

お湯の温度:沸騰してから20〜30秒経過した90度前後(お好みで調節してください)

スターバックスコーヒージャパン公式では、大さじ2杯(10g)、お湯の量180ml です。

1.ハンドドリップ(ペーパーフィルター使用)

注ぎ方には、主にセンタープア とサークルプアがありますが、今回はサークルプアで注ぐ抽出方法です。ダイソー(日本製)ドリッパーを使用。

筆者は、40mlずつ注ぎ、インターバルは10秒程度にしています。また、雑味などを避けるため、筆者は3分以内で抽出するようにしています。

やわらかな苦味とシトラス・ハーバルな風味

やわらかな苦味とシトラス・ハーバルな風味が印象的。キャラメルのような甘味もあり、余韻も心地よい、良い意味での複雑な味わいを楽しめます。なめらかな質感と後味のスッキリとした飲みやすいザンビア産コーヒーに仕上がっています。

(コーヒーソムリエの5つ星評価)

酸味:★★

苦味:★★

甘味:★★★

コク:★★★

濃度:★★★

2.ハリオ・スイッチ

HARIO(ハリオ)スイッチは、コーヒー粉をお湯に浸漬してから抽出する浸漬式ドリッパーです。 2019年度グッドデザイン賞受賞。

コーヒー粉を入れ、お湯を注ぎ、約2分待ってから、下記の写真にある矢印のレバーを下げるだけでコーヒーの抽出が完了します。

180mlまで一気に注ぐ

コーヒー粉をドリッパーに入れ、180mlまでお湯を一気に注ぎます。

2分経過したときにレバーを下げる

2分経つと、右側のレバーの下げ、40秒間ほど抽出したところで完成です。

ハリオ・スイッチで抽出した感想

ハリオ・スイッチは、ハンドドリップよりもややクリアで飲みやすい印象です。やわらかな苦味とシトラスを感じさせる風味はそのままで、スッキリとした味わいが好きな方や毎日安定した味わいを狙いたい方にもおすすめです。

(コーヒーソムリエの5つ星評価)

酸味:★★

苦味:★★

甘味:★★★

コク:★★

濃度:★★

3.コーヒープレス(フレンチプレス)

公式サイトによると、ビーカーに粗挽きのコーヒーとお湯を入れ4分間じっくりと抽出することで、コーヒー本来の旨みを味わえる器具とのことです。

コーヒープレスは、フランス生まれの抽出器具です。フレンチプレスやコーヒープランジャーとも呼ばれています。

価格:3,146円(税込)

コーヒープレスにコーヒー粉を入れる

コーヒープレスにコーヒー粉10gを入れる

お湯を半分程度注ぐ

今回は、お湯を半分程度注ぎ、攪拌させ、残りの半分を注ぎます。一気に180ml注いでも可能です。

4分待つ

お湯を注いだ後、4分待ちます。

つまみを押し下げる

4分経つと、つまみをゆっくり押し下げて完成です。

コーヒープレス(フレンチプレス)で抽出した感想

ひと口目は、ダークチョコを思わせる苦味とナッツのような香ばしさ、丸みのある質感が印象的。シトラス感はやや控えめとなり、アフターテイストはビターな余韻が続きます。
また、豆本来の味が出やすいコーヒープレスは、ボディ感もあり、上部に浮いたコーヒーオイルの甘味も楽しめます。

濃厚な味わいかつコーヒーの個性を実感したい方におすすめの抽出方法です。

(コーヒーソムリエの5つ星評価)

酸味:★★

苦味:★★★

甘味:★★★

コク:★★★

濃度:★★★★

上部に浮いたコーヒーオイル「スターバックス・ザンビア」
上部に浮いたコーヒーオイル「スターバックス・ザンビア」

4.エアロプレス

2005年にエアロビー社が開発したコーヒー抽出器具。エスプレッソを抽出する際の「加圧式」とコーヒーをお湯に浸す「浸漬式」の両方の側面を持ったハイブリットな抽出方法です。
本体は、空気を押すためのゴムパッキン付いている方を「プランジャー」、もう一方のAERO PRESSと記載されている方を「チャンバー」と言います。

フィルターキャップにペーパーフィルターをセット

チャンバーにフィルターキャップとペーパーフィルターをセットします。軽く湯通ししてもOK。

エアロプレスにコーヒー粉を入れる

エアロプレスにコーヒー粉10gを入れる。(クリアな味になるので少し多めでもOK)。

お湯を半分程度注ぎ、10回程度攪拌する

お湯を半分程度注ぎ、10回程度攪拌する。半分で攪拌せず、一気に注いでから攪拌する方法もあります。

残りの半分を注ぎ、プランジャーをセット

残りの半分を注ぎ、プランジャーをセット、1分まで待ちます。

1分になると、上からゆっくりプレスして完成

1分になると、30秒程度ゆっくり上からプレスして完成です。

エアロプレスで抽出した感想

やわらかな苦味とナッツのような香ばしさ、シトラス感のある心地良い酸味も印象的。ハリオ・スイッチと同様、クリアな味わいもありますが、しっかりコクも感じられる、まさにハイブリットな抽出方法ならではのコーヒー豆本来の良さを引き出せた結果となりました。

(コーヒーソムリエの5つ星評価)

酸味:★★

苦味:★★

甘味:★★★

コク:★★★

濃度:★★★

上記の記事を参考にしながら、コーヒーライフの第一歩につながれば幸いです。

※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や販売終了の可能性もございます。

※記事内容は個人の見解を含みます。

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コーヒーソムリエ・ライター・モーニング研究家

日本安全食料料理協会認定のコーヒーソムリエ。スタバ歴20年以上。カルディコーヒーマニア・イオンマニア。年間200種類・1,000杯以上のコーヒーを飲む研究家、モーニング研究家としても活動。メディア実績:名古屋テレビ(メ〜テレ)『ドデスカ!』、「女性セブン」「マネーポストWEB」掲載、おうち習い事アプリ「ミルーム」講師。 取材実績:UCC・スターバックスコーヒー・無印良品・サンマルクカフェなど。コーヒーに関するお得な情報もお伝えします。その他、シャトレーゼ・業務スーパー・コンビニなど、フードペアリングの観点から、新商品をコーヒーと合わせて多数ご紹介。

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