【那覇市】東京の有名店で長年修行した職人技、芸能人御用達の隠れ家鮨屋。
モノレール旭橋駅から徒歩3分ほどのところに、隠れた名店「仲ノ屋」はあります。一見するとここにお鮨屋さんがあるようには思えない佇まい。様々な飲食店が入ったビルをドキドキしながら1階奥に進みます。
木の扉と、「仲ノ屋」という提灯が目印です。東京は武蔵小山にあるお鮨の名店「いずみ」で修行されていた沖縄出身の大将が数年前に沖縄に帰ってきて、こちらの「仲ノ屋」を開いたそうです。
中に入ると8名ほど入るこの字型のカウンター席があり、アットホームな雰囲気です。お鮨はその日の入荷によって変わり、大将のオススメのおまかせで出してくれます。
こちらは冷酒のメニューです。お寿司に合いそうな日本酒が揃っています。
今回選んだこちらの日本酒は、静岡県藤枝市瀬戸ノ谷、高根山に源流部を持つ清流である瀬戸川の水を生かした「志太泉」です。柔らかな酸味と透明な水をイメージさせる後口に特徴があります。お米由来の優しい甘みは豊かなフレーバーを余韻に残しつつ、やがて舌先からスッと消えていくようです。飲み飽きず、食事の邪魔をしないので食中酒としてもぴったりです。
こちらは兵庫県産の香箱蟹です。香箱蟹は規制が厳しく、2ヶ月しかとれない貴重なものです。身が締まっていて味わい深い香箱蟹を頂くと、贅沢に冬の訪れを感じられます。
こちらは島根県産のハタハタです。香ばしくカリッと焼き上がっていて、外はカリッと身はふわっと柔らかくて、美味しいです。
こちらは愛媛県産の茶ぶりなまこです。なまこを熱いお茶に潜らせて殺菌し、お酢につけているからか臭みが一切ありません。プルップルでほぼゼラチンです。お肌にも良さそうです。
こちらはすみイカのゲソ焼きです。今が旬のすみイカ、身が厚くて甘味がしっかり感じられます。
こちらは沖縄県産魚のみじゅんです。通常、唐揚げで出すお店が多いですがここはあえて生で醤油に漬けています。骨を残すことで、骨を噛むごとに旨みが出てきます。少しクセがあるので、好みが分かれると思います。
こちらは沖縄ではメジャーなシャコガイの茶碗蒸しです。エビも入っていて、魚介の旨味が詰まった濃厚な茶碗蒸しです。
味が良いから「あじ」と名付けられたという説がある鯵。こちらは鹿児島県産の鯵です。間違いなく味が良い。
こちらは淡路産のすみイカです。厚みがあって粘り気があって、歯応えに深みがあります。
こちらはみじゅんのお寿司です。骨が取り除かれている分、先ほどの醤油漬けよりもクセがなくて食べやすいです。
こちらは沖縄県産の島だこです。茹でているものの固くなく、噛むごとに甘みと旨味が広がります。
こちらは青柳という名の貝柱です。プリッとした食感が良く、甘みもあります。
こちらは穴子です。身がふわっとしていてタレとの相性も良いです。
こちらはシャコガイです。磯の香りが強く広がります。
こちらは熊本県天草産のコハダです。コハダは成長に伴い、関東では「シンコ→コハダ→コノシロ」と名前が変わる出世魚でもあります。酢で締めてあり、美味しいです。
こちらはおぼろ卵の海老です。おぼろ卵は保存と味付け両方が一度で叶う、合理的な手法です。卵とお酢と塩でシンプルに作られているおぼろに、海老をつけて味を引き立たせています。
こちらはナーベラーです。ナーベラーとはへちまのことで、沖縄ではゴーヤと同じくらいよく頂く、沖縄を代表する夏野菜です。柔らかくて少しぬめりのある、ナスのような食感です。
こちらは北海道産のいくらです。一粒一粒がしっかりと大きくて輝いています。日本一のいくらの産地でもある北海道のいくらの特徴は、水揚げ直後の秋鮭の新鮮な魚卵を原料にしているので生臭さがなく、濃厚な旨味を楽しむことができることのようです。
こちらは蛤です。厚みがあってふっくらとした身は、プリッとしていて噛むごとに旨味が広がります。
こちらは鉄火巻きです。
こちらはだし巻き卵です。ほんのり甘味を感じるしっとりとした卵焼きです。
こちらは青柳の貝の干したものです。これは噛めば噛むほどに味わい深くなっていき、これだけで日本酒が進みそうです。
芸能人や有名な経営者達もわざわざこのお鮨を食べるために沖縄に来ることもあるとのこと。シンプルに見えて実は丁寧な処理とこだわりが詰まっている、まさしく職人技を感じられる隠れ家鮨屋さんです。一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
仲ノ屋(なかのや)
住所:沖縄県那覇市東町12−2 グレープハウス 1階B
定休日:なし
営業時間:18時00分~23時00分
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