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高齢者に必要な【地震災害の備え3選】被災地石川県の介護福祉士より

↓この記事の解説動画をご覧いただけます。

令和6年1月1日の夕方、突然の大きな揺れがわたしたちを襲いました。

わたしが住む、口能登と呼ばれる金沢に近い地域では、輪島や珠洲ほどの大きな被害はなかったもの、町全体が断水となっています。

小さな余震も続いています。

子どもたちの学校や保育園も再開の予定がなく、不安な時を過ごしています。

いつもはイラストを交えて、介護の情報をお伝えしていますが、今日はイラストを描く余力がないため、イラストなしで、高齢者に必要な災害の備えについてお伝えします。

備蓄品

ミネラルウォーターなど、最低限1週間分の水は用意しておきましょう。

また、飲み込む力が弱くなった人用の、ハイカロリーゼリーなども、非常食として役に立ちます。

介護用の紙パンツも多めに用意しておきましょう。断水でトイレが使えなくなった時にも役立ちます。

また、履いてみると意外と暖かいものなので、暖房が切れた時にも役立ちます。

避難路の確認

公民館など、いざという時に避難する場所の確認をしておきましょう。

・歩いて行ける距離なのか

・誰かに車を頼まなければならないのか

・避難所が2階にあるときは、自分で歩いて上がれるのか

実際に災害が起こった時のことを想像して、移動の練習をしておきましょう。

家具の整頓

ベッドの周辺に、倒れてくる危険のある大きな家具がないか確認しましょう。

今回の地震で、ふだん何気なく、高いところに重いものを置いていることに気づきました。

落下したら危険なものは、戸棚やタンスの上など、高い場所には置かないようにしましょう。

まとめ

日頃の災害に対する備えや整理整頓が、減災に役立つことを、自分が実際に大きな地震に遭遇して、あらためて気づきました。

日本に住む限り、どこにいても、常に地震の危険があります。

いまだ余震が続く、地震発生から3日目の今日、取り急ぎ気づいた点をまとめました。

わたしの介護福祉士としての被災の経験が、少しでも皆さんのお役に立つように、これからも情報発信を続けていきます。

介護福祉士として通所介護(老人デイサービスセンター)や訪問介護(ホームヘルパー)の現場で働いてきました。研究会での発表や、学術誌へのケースレポートの投稿なども積極的に行なっています。また、子どもの頃から好きだった漫画やイラストを描くことで、認知症の知識や介護のコツをわかりやすく伝えることを心がけています。

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