【小学生】傘を壊す子に効果的だった!教師の実践した「物を大事にできる」簡単な方法3選
うちの子、また傘を壊してきたの!今年、何本目だろう!とイライラするママは多いと思います。私はそうでした。でも、子どもの傘の壊し癖にこだわりすぎると、かえって子どもの自己肯定感を下げてしまうことに気づいたのです。この記事では、子どもが傘を壊さないようにするために、私がした3つのことをご紹介します。
1. 子どもが傘を壊してしまった原因を聞く
子どもが傘を壊してしまうことにイライラしたり悲しんだりするのは、親として当然の感情ですよね。私もそうでした。でも、その感情をそのまま子どもにぶつけると、子どもは反発したり萎縮したりして、傘を壊さないようにする気持ちから離れてしまいます。もしかしたら、何か原因があったのかもしれません。私は、まず原因を聞いてみることにしました。
- 「傘を壊してしまったのは、残念だね。どんなことがあったのかな?」
- 「傘を壊してしまったのは、悪気があったわけじゃないよね。私もそう思うよ。傘で遊んでいる時、どんな気持ちだった?」
- 「私も子どものころ、傘を壊したことがあったよ。傘が壊れた時、どんなことを考えたの?」
このように、子どもの気持ちを聞くことで、子どもは親の受容や尊重を感じて、傘を扱うときの気持ちを考えるようになります。
2. 傘を壊さないようにするためには、どうしたらいいか考えさせる
私は、親として、子どもが自分で傘を壊さないようにするため気をつけてほしいと思いました。そこで、子ども自身が適切な傘の使い方ができるように考えさせることにしました。親が叱ることで、傘を壊さないようにするよりも、子どもが自分で考え、行動できるようにすることの方が大切だと思ったからです。また、叱る方がはるかにパワーを使い、後でぐったりします。それに、子どもは叱った時は傘を壊さないようにするのですが、しばらくすると再び傘を壊すようになります。これでは、パワーを使って叱った意味がありませんよね。
だから、傘を壊さないようにするために、子どもにどうしたらいいか考えさせることにしたのです。
- 「傘を壊さないようにするには、どうしたらいいと思う?」
- 「傘を壊さないようにするには、どんな方法があるかな。一緒にやってみようか。」
- 「傘を使うときにはどんなことに気をつけたらいいと思う?」
子どもに考えさせることによって、子どもは自分の考えや気持ちを理解してくれると思います。その思いが自発的な行動につながります。実際に、傘を壊すことがなくなりました。子どもが考えつかない場合もあります。その時は、ママがいくつかの方法を教えて、一番いいと思うものを子どもに選ばせるとよいですよ。
3. 子どもが傘を壊さなかったことを褒める
職業柄、学校の個人面談などで、保護者に話を聞いていると、子どもの気持ちを聞いて、自分で考えさせることをやっているママは割と多かったです。しかし、意外とちゃんとできたことを褒めていないママもいるようでした。実は、私も我が子に対して褒めることをうっかり忘れてしまうことがあります。
そこで、傘を学校から持って帰ってきた時に、傘が壊れていなかったら、褒めることを1学期間やってみることにしました。
- 「今日は傘をちゃんと閉じて大切に持っていたね。傘も喜んでいるよ。」
- 「今日は傘が壊れていないね。どんなことがうまくいったの?」「なるほど、そんなやり方を思いついたんだね。自分で新しいやり方でやっているなんてすごいなぁ!」
- 「狭い道を通らなかったから、傘を引っ掛けなかったんだね。作戦がうまくいったね。」
- 「今日は傘が壊れていないね。どんなことがうまくいったの?」「なるほど、そんなやり方を思いついたんだね。自分で新しいやり方でやっているなんてすごいなぁ!」
このように、私はうまくできたところを具体的に褒めることに気をつけました。「何を」「どこで」など5W1Hを使った褒め言葉がうまく効きました。子どもは、成果や努力を具体的に褒めて認めてもらったことで、自信がついたし、満足感もあったようです。
まとめ
傘を壊すこと1つとっても、子どもの自己肯定感を育てるためのチャンスでもあります。私がした3つのことを実践することで、子どもが傘を壊さないようになるだけでなく、子どもの自己肯定感を育てることができました。子どもの気持ちに寄り添い、子どもに考えさせ、具体的に褒めることをみなさんもぜひやってみてください。
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