「里芋」の皮むかないで!食べないなんてもったいない!一瞬で消える【野菜のプロ】農業女子歴15年が伝授
今の時期に旬をむかえる里芋がたくさん売場に並んでいます。定番の煮物や汁物だけでなく、独特の食感をいかすホックリしたコロッケも埼玉県の里芋産地では有名です。では、どんな里芋がいいのか?そして皮は食べてもいいのかを解説します。
見ためはふっくら&丸みがあるものがおすすめ
里芋は、丸くふっくらしている方がしっかりと成長した印なので、おすすめです。おしりがふっくらしている涙型のような形がベストなスタイルです。さわってみてしっかりしまっている、スカスカになっていないものを選んでください。
表面はシマシマの模様がくっきり
里芋の表面のシマシマ模様がくっきりとしているものが、よく成長した印です。里芋は透明な袋に入っていることが多いのでチェックしやすいと思います。
皮も食べられます!
里芋は皮をむいて食べるのが定番ですが、実は皮も食べられます。しかし、ゴワゴワしててイマイチな食感になってしまうのが困るところです。しっかり洗って、まわりのケバケバした短い毛のようなものを金たわしのようなもので擦ると落ちやすいです。ない場合は、アルミホイルをクシュクシュ丸めてごしごしやってみてください。かなり取れます。そして、一番のおすすめは、そのまま皮ごとカットしたものを油で揚げる、サトイモフライです。火をつける前の冷たい油の状態から里芋を入れてじっくり揚げます。揚げたてすぐに食べる場合は、何もつけず素揚げが一番ですが、少し冷めると皮がけっこう気になるようになります。
長時間、皮がパリパリなのは衣をつけて!
揚げたてすぐに食べることができない場合は、ちょっとだけ片栗粉などをまぶしてから素揚げすることをおすすめします。そうすると比較的長く、サクサク感が続きます。さらに、縦にカットではなく輪切りにカットした方がより皮が食べやすい印象でした。お好みで、塩を軽くふって食べてみてください。おやつにもちょうどいい、フライドポテトならぬ、フライドさといもが絶品です。今が旬の「里芋」皮がめんどくさくて調理するのは苦手な方にこそ、そのまま素揚げで食べてみてください。楽々、時短ですよ。
※この記事には個人の見解を含みます。
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