今回は、宇奈月神社のお守り、「権利ノ濫用除お守り」を紹介します。

権利ノ濫用除お守り

このお守りは、宇奈月温泉が開湯100周年を記念して黒部・宇奈月温泉観光局が企画しました。「権利ノ濫用除お守り」は、宇奈月神社の隣にある、黒部市芸術創造センター セレネ内の授与所で受け取ることができます。

「権利ノ濫用除お守り」は、「宇奈月温泉木管事件」をモチーフにしており、お守りの表側には木管や温泉、月などが描かれ、裏側にはトロッコや鳥居など宇奈月を象徴するデザインが印象的です。

宇奈月温泉木管事件

「宇奈月温泉木管事件」は、昔、引湯管（お湯を運ぶ木の管）が通っていた土地の所有者が引湯管の所有者に対し、木管の撤去か高額での土地の買い取りを要求したことで起きた事件です。裁判所は、土地の所有者の要求が権利の濫用（権利をむやみやたらに利用すること）だと判断しました。そして、この出来事は、法律が変わるきっかけになりました。

宇奈月神社

宇奈月神社は、1927年（昭和2年）に設立された神社です。この神社は、トロッコ電車の黒部峡谷鉄道本線の宇奈月駅の近くに鎮座しています。また、お守りの授与所は宇奈月神社に隣接する黒部市芸術創造センター セレネ内にあります。

お守りの持ち方・返納の仕方

お守りは、神様を持ち歩いているようなものなので大切に扱うことが大切です。返納する際は、基本的に授かった神社に返納することが望ましいです。難しい場合は、左義長や神社などの「お守りお納め所」などに返納しましょう。

筆者は、仕事でパソコンやカメラを入れて持ち歩くバッグにつけています。お仕事で、良縁・良い環境に恵まれますように…。

最後に

「権利ノ濫用除お守り」は、宇奈月神社で「権利や立場を用いて加虐をする悪い者や、嫌がらせ、パワハラなどを除け、良い人・環境・縁に恵まれるよう祈願して」います。

法律にかかわる方や環境が変わった方など、気になる方はぜひ、宇奈月神社で参拝しお守りを入手してみてください。