『暮らしが整う近道』機嫌良く暮らすためのマイルール
片付け・収専門家の鈴木久美子です。
日々、片付けや収納に悩む人のご相談を受けていて、感じていることがあります。
『片付ける目標が見えていなかったり』
『片付けることが苦痛になっていたり』
『日々の暮らしの中に楽しみが見つけられていない人』も多いのです。
もし、自宅にいる中で、日々の暮らしが楽しめているなら、
少々片付いていなくてもOKじゃないか?とも思っています。
片付けに悩む人のサポートをしている時、もちろん片付け作業をしていくのですが、その中で会話を通して、お客様が好きと思っていること探っていき、
好きなモノ、コトを暮らしに取り入れていただけるように、さりげなくサポートしています。
整った暮らしを手に入れる近道は、まず自分の気持ちを整えることかと思います。
今回は、私が日々の暮らしで自分が機嫌よくいれるためのルールをご紹介します。
とにかくよく寝る
とにかく私はよく寝るんです。
「子どもみたいに寝るね」と言われますが、その通りです。
子どもと同じだけ寝ています。子どもが赤ちゃんだった時は、夜中も何度も起きて年中寝不足でしたが、今は子どもと一緒にたっぷり寝ています。
子どもに「早く寝なさい!」とは言わず、
ママはもう寝ます。というと、子どもたちも寝るスタイル。
睡眠不足は、精神的にも、身体にもお肌にもよくないですし、いろいろ悪循環になってしまうと思います。
好きな服を着る
お客様のクローゼットの整理をしていると着ていない服がたくさんあります。
気に入っている服がたくさんあるのなら、まだ良いのですが、
気に入っていない服を部屋着に格下げされていたり、結局、部屋着にもならず、詰め込んだままの事が多いです。
大変な毎日の中、理不尽なことも多いですが、服くらい自分の好きを基準に選べばいいんです。
誰かに見せるためではなく、自分のために服を着る。
もちろん、華美な服を着るとかでなく、着心地や、お手入れのしやすさなども含めて、自分の気に入っている服を着るといいと思います。
お出かけしなくてもアクセサリーをつける
コロナ禍になり、お出かけらしいお出かけが減ってしまいました。
私もご訪問サポートに行っているか、自宅で仕事をすることがほとんどですが、自分のモチベーションを上げるためにアクセサリーをつけています。
着替える、メイクをする、アクセサリーをつけるのは一連の習慣になっています。
誰にも会わなくても、ちゃんとした服を着て、身支度をする。
誰にも会わなくても自分自身を整えることから、気持ちも整うことがあります。
ちょっと良い香りに包まれる
良い香りっていいですよね。
確かに香りは、好みがあり、好き嫌いもあります。
なので、過度につけることはありません。
お客様のご自宅に行くときも、香水ではなく、アロマ系のヘアオイルくらいの香りにしています。
どちらかというと、誰かに合うときというよりも、自分の家で一人でいるときや、くつろいでいるときに自分にとって、良い香りだと幸せを感じます。
キレイ!と思える物を目につく場所に置く
暮らしの中に、自分が見ていてキレイ!と思えるものを、目につく場所に置くことも大切です。
キレイな物を見ると、人は自然とうれしく、気分がよくなります。
そして、そのお気に入りの物を引き立てるためにも、お部屋を整える気持ちになることがあります。
サポートに伺っていた中で、最初、ゴミや不用品に埋もれていた部屋が、徐々に不要品が減ってきたころ、お花が飾られていた時に、とてもうれしく感じました。
このお客様は、暮らしの楽しみを見つけれるようになったので、これから少しずつ、整ってくるのではないかな、と思います。
できるだけラク家事をする
毎日終わりのない家事。
我が家は一応スッキリを保つ仕組みづくりができていますので、片付けの時間はかかりません。
ただ、日々の洗濯、掃除、料理(食器の後片づけ)だけでも毎日大変です。
暮らしを整える専門家として活動していますが、
家事が大変なことに変わりはありません。
なので、できるだけ家事はラクにできるようにしています。
洗濯物を干す手間を少しでも省きたいので、シワが気にならない物は乾燥機に任せます。
電気代が気になるところですが、目をつむります。
他の家事も、できるだけ手抜きではなく、ラク家事になるようにしています。
一日の終わりは好きなモノを飲む
一日の終わりには、自分の好きなモノを飲むようにしています。
ただの酒好き!?(笑)という声も聞こえてきそうですが、お酒でも、コーヒーでも、甘いカフェラテでも。プリンやケーキでも良いです。
自分を労ってあげる時間が必要です。
だって、母親になると、なかなか誰にも感謝されないんです。
特に子どもが小さいときは、24時間、戦闘モードです。
もちろん、感謝されるためにやっているわけではないのですが。
一年に一回とか、誕生日とか、イベントごとに関係なく、今日を無事に過ごせたことに乾杯しちゃっていいんだと思います。
暮らしを楽しむための整理収納
毎日の家事、育児、仕事。
本当に大変です。
私はもしかしたら、仕事がなかった育児期の方が苦しかったように思います。
外の人と関わることがなく、家では、まだ言葉の通じない赤ちゃんと二人きり。
今まで、自分のやりがいや、収入のある仕事がなくて、
自分にご褒美をあげるのは、ぜいたくだ、と思っていたこともあります。
(今も少し思ってしまいますが。)
そんな中、モチベーションが上がらないのに、家をキレイに整えるって本当に大変だと思います。
今、コロナ禍で、来客が減って、さらに家を整えるモチベーションが落ちた人も多いのです。
でも、住まいは、来客があるから片付けるのではなく、自分も家族も快適に過ごせるために整える必要があります。
また、整理収納(片付け)は見た目の美しさもですが、お掃除が簡単にでき、清潔であること、暮らしの安全を保つ必要もあります。
『暮らしを整えると、気持ちが整う。』
『気持ちを整えると、暮らしが整う。』
どちらからでも正解です。
もし、いつも、片付けなきゃ!散らかっている!イライラする!と思う人は、一度視点を変えてみて、
心地よく機嫌よく毎日を過ごせる自分なりのルールを決めてみて下さいね。