2月10日 静岡県でも大雪の恐れ
大雪の原因は
2月9日午後3時の実況天気図を見てみると、日本海に高気圧がやってきました。2月9日は日本海側でも穏やかな天気のところがありましたが、この高気圧の外側と内側を回る風が東海沖でぶつかっていて、低気圧が発生しつつあります。この低気圧がゆっくり東へ進みます。2月10日は東日本は広い範囲に雨雲がかかりそうです。北に高気圧があるため、北東から冷たい空気が入りやすい状況で、平地でも雪のところが出てくるでしょう。
東部や伊豆は平地でも雪のところが
3時間ごとの天気の変化を見ていきましょう。東部伊豆に注目してみていきます。南から雨雲がかかり、明け方には広く降り出しそうです。
北関東にたまった冷気が入りやすい東部は、三島や富士でも雪が混じるでしょう。
日中、雪から雨に変わるところが多くなりますが、御殿場や伊豆の標高の高い峠道は朝から晩まで雪で降って、積雪しそうです。あさってに日付が変わればやんできます。
西部中部はどのあたりまで雪なのか、予想を見てみましょう。こちらも南から雨雲が広がり、あすの明け方には広く雨か雪でしょう。西部や中部は東部と比べると気温が高めで、浜松市や静岡市など沿岸部では雨の予想です。降り始めに雪が混じっても基本的に雨で終わりそうです。浜松市佐久間や川根本町は朝のうちは雪ですが、日中は雨に変わってくるでしょう。一日中雪なのはもっと北の地域です。夜には西から止んできそうです。
雪の量は
2月10日夕方までに予想される24時間降雪量は多いところで、山地で15~20センチ、東部や伊豆の平地で5センチです。
2020年1月27~28日に御殿場で雪が8センチ積もりましたが、その時は東部や伊豆の一部の国道が通行止めとなりましたし、小学校などの始業時間を遅らせる地域もありました。今回も同じくらい降りそうですし、2月10日は朝の段階ですでに積もっているところがありそうです。少し早めに起きて、最新の交通情報や雪の情報を確認するようにしてください。