【都城市】有りそうで無かったやつ、見つけました!
甘酒って、冬になると飲みたくなるというか、冬になるとテレビでも特集されるなど冬の物のようになっていますが、実は夏の季語。
昔から、甘酒が滋養に良いことは知られていたので、江戸時代には夏の暑気払いとして庶民の間でも親しまれた飲み物です。
私は甘酒が好きなもので、それこそ春夏秋冬、自作して甘酒を頂いております。飲んだから急に体がどうこうなるという物ではありませんが、「飲む点滴」と言わしめる栄養素の豊富さなので、小腹が空いた時に飲めば、ちょっと丁寧な生活をしている感じも楽しめます(当社比)。
そんな甘酒ですが、なんと2021年より霧島酒造で「発酵あまさけ」が発売されているのをご存知でしょうか?「そりゃ焼酎作ってるんだから」と思われるかも知れませんが、霧島酒造は薩摩芋の黄金千貫を使った芋焼酎のメーカー。
近年こそ米や麦の焼酎も製造されていますが、私にとっては、米を発酵させて作る甘酒を販売するのが結構意外だったので、知った時には驚きました。
この日も霧島ファクトリーガーデンは大盛況!観光客の皆様でかなりごった返していました。都城を代表する観光名所ですもんね。
人をかき分けチルドコーナーへ向かうと、早速発酵あまざけを発見!飲み切りサイズなのがいいですね。某コンビニのミルク缶を模したロゴのような、可愛い形をした容器にも惹かれます。
これは、2022年に発売当初のものから耐熱性の高いオリジナルデザインのものに変更されました。
POPも可愛くて目を引きますね。この甘酒に使われている麹は、霧島酒造が焼酎を造る時に使われる「白麹」を使用。飲んだ時に感じたほのかな酸味は、この白麹のもつ独自の味わいなのだそうです。
余談ですが、私がずっとお気に入りなのがこれ。焼酎けーき。びったびたに焼酎のシロップがしみ込んでいて、ブランデーケーキが好きな方にはぜひ食べてもらいたい逸品です。
この日初めて知ったのですが、焼酎けーきには人間国宝監修の白磁のボトルに入った「特別蒸留きりしま」が使用されています。お立ち寄りの際はぜひどうぞ!
さて。発酵あまさけの裏を見てびっくりしたのですが、この甘酒は宮崎の乳業メーカーとして知られる白水舎さんが製造されていました!これはビックリ。
実は牛乳屋さんである白水舎さんも、生乳と麹で作った「百白糀(ひゃくびゃくこうじ)」という商品を発売されているんです!
白水舎さんのホームページを見ると、同じような可愛い容器に入った百白糀が紹介されているので、これは素晴らしいノウハウを持った企業同士の、素敵なコラボレーション商品だったようですね。
そのまま飲んでみると、ストレートタイプですが少し粘度のある甘酒です。甘さがすっきりしているので、あっという間に飲み切ることができます。
希釈タイプではないものの、POPにもあったように他で割っても味が薄くならないので、豆乳や炭酸、お湯を足して少しサラリとさせていただくのも良いですね。
後味に残るほのかな酸味が、霧島酒造の白麹でしか味わえない特別感を演出してくれます。
まさかまさかの出会いだった霧島酒造の「発酵あまさけ」。冬の風邪っぴきで体力がなくなっている時や、元気をつけたい時に、白麹が作り出す独自の風味をぜひご家庭でも楽しんでみてはいかがでしょうか?