【都城市】桜だけじゃなかった遅咲きの紅
こちら、実は桜の名所として知られる「観音池公園」にある走湯(はしりゆ)権現の境内。あまりの紅葉の美しさに手を合わせてから写真を撮らせていただきました。
鳥居の赤と紅葉のコントラストが非常に美しくて、しばらく眺めておりました。それにしても「走湯権現」とは珍しいお名前ですよね。
調べてみると、走湯権現は江戸時代の終わりごろ作られ、伊豆の走湯権現社の分霊を勧請して、高城町の石山に建立したのだそうです。
鳥居の真っ赤なお姿に凛とした空気を感じます。
何かぶら下がってるぞと思ったら、お米が付いた稲穂でした。五穀豊穣やお供えの意味もあるのでしょうね。
走湯権現のそばにある紅葉が特に素晴らしく、深紅の葉が鳥居の赤と相まって境内全体の厳かさを増していました。凄くかっこいい。それにしても立派ですよね。
走湯権現のそばには観音池公園の名物「観覧車」があります。ここからは、他には見られない紅葉の景色がありました!
池は鳥インフル対策で水を抜かれていますが、その周囲を様々な木の紅葉で囲んでいます。遠方からでも木の種類が色々あるのが見て取れます。深紅と柿色とえんじ色と、自然が見せてくれる「色」は心が落ち着く感じがして、とても好きです。
そばには山茶花が咲いていました。山茶花は寒い時期に咲くのですが、紅葉と重なっている姿を楽しむことができ、今年はやっぱり季節感がえらいこっちゃだったなぁと感じますね。
少し池沿いを歩くと、なんと3色の木々を見ることができました!珍しいカラーリングで思わず写真を撮りました。これはこれで綺麗です。
これこそ「秋」という感じ。本来ならもう少し前にご紹介したかったんですけど、待てども待てども紅葉しない。困ったもんです。
こんなにぽかぽかしていると、観音池公園なだけに、来年の桜がちゃんと咲けるのか少し心配になります。桜の開花には冬のしっかりした寒さで一定期間の休眠が入り、それから目覚めることで桜を咲かすのだそうです。
うちには梅の木があるのですが、何を思ったか11月に10輪以上咲いてしまい、1月以降にまた花をつけることができるのか心配しています。
今年は季節があっちこっちしていますが、その中でも進みゆく季節を感じながら、師走に入った日々を過ごしていきたいものですね。