ブラタモリで話題騒然 関が原はどう行くの?
関東圏のエモ静ずらし旅の愛好家、とらべるじゃーな!(記事一覧)です。
先日のNHK番組ブラタモリ関ヶ原編が放映され、話題になっています。風光明媚な場所ですが、新幹線でのアクセスがよく、小さな旅行におすすめです。
【ブラタモリ関が原】タモリさんが関ヶ原の戦いの舞台を探る|ロケ地#239(とらべるじゃーな!)
JR関ヶ原駅へは、名古屋駅から50分。京都方面からなら、新幹線を米原で降り、普通電車で20分で着きます。
駅周辺は、のんびりとしており、旅行気分が盛り上がります。
駅前には、徳川家康と石田三成が迎えます。看板の背後が、関ヶ原の町並みです。
町側へ訪ねる観光客は少ないですが、ブラタモリで紹介していた、古い旅館や伊勢街道への入口、関東・関西分け目の川(大谷吉継陣地)は、こちら側にあります。
駅前には、定番とも言える、徳永家康コースの表示があり、下調べは不要です。歩くだけなら97分、見学込みで3時間程度は必要です。
関ヶ原駅(9分)関が原古戦場記念館(5分)井伊直政陣跡と東首塚(12分)本田忠勝陣跡(25分)徳川家康最初陣地(25分)決戦地(5分)石田三成陣跡(15分)徳川家康最後陣地(1分)関が原古戦場記念館
時間がない場合、離れた場所(東の山のふもと)にある徳川家康最初陣地などをカットすると、歩くだけなら43分、見学込みで2時間程度のコースとなり、初回や家族づれにはおすすめです。
【初回におすすめの2時間コース】…今回はこのコースをご案内します。
関ヶ原駅(3分)井伊直政陣跡と東首塚(4分)関が原古戦場記念館(1分)徳川家康最後陣地(10分)決戦地(5分)石田三成陣跡(20分)関ヶ原駅
関ヶ原駅を出て、真新しい橋で線路をまたぐと、東首塚。
戦後に家康が、首実検が済んだ死者を埋葬した場所の1つです。近くに井伊直政陣跡があります。
首実検 戦国時代、武将が討ち取った首の身元を判定し、その武将の評価の材料とするために行われた重要な作業。現在なら人事査定。
東首塚を過ぎると、まもなく関が原古戦場記念館。最上階の展望所と、シアター(巨大な床面スクリーンも併用)が見どころです。刀や火縄銃の、実際の重さを確かめることもできます。
シアターは時間制となっており、時間に余裕が必要です。また特に土日祝日は、事前予約がおすすめです。(平日は、通常余裕があります)
関が原古戦場記念館
岐阜県不破郡関ケ原町関ケ原894−55
開館時間/9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日/毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)、12/29~1/3
※駐車場あり。このほか、決戦地そばの廃校のグランドにも駐車できます。
館内は、撮影可能な場所も多くあります。
シアターと人気を分けあう古戦場一望の展望所。
正面(写真では右上)に決戦地、その左上が石田三成陣地です。まず展望所を訪ね、決戦地の位置を確認してから歩き始めると、便利です。
なお、ブラタモリで、断層と関連付けじっくりと紹介された、黒田長政陣地、島左近陣地も右手に見えます。また、少し離れている、徳川家康最初陣地も確認することができます。
関が原古戦場記念館を出て、裏手に回ると、徳川家康最後陣地。首実検は、ここで行われました。
決戦地へ向かいます。町には、家康、三成のデザインが多く、道中も楽しめます。
決戦地です。西(写真左)から家康、東から三成。背後(南側)の山は、小早川陣営です。
決戦地そばには、廃校があり、駐車場や展示施設、駐車場となっています。
廃校のすみには腰かけることができ、ちょうど決戦地や関ヶ原古戦場全体を望む絶景地です。歴史に興味がない方でも、おすすめしたい、穴場ずらし旅の地です。
廃校周辺でひと休みのさいには、関が原古戦場記念館で販売されている、関珈琲がおすすめ。関ヶ原にある不破関ではなく、刃物の町・関で製造しているものですが、雰囲気が出ます。
決戦地や廃校のすぐそばに、石田三成陣地跡。関ヶ原古戦場全体を見下ろす、非常に有利な立地です。
この陣地を得た石田三成は、戦いに明るい見通しを持っていたはずです。
しかし、一説によれば、関ヶ原の戦いの時点で、徳川家康は、当時国内はもとより世界的にも有数だった、佐渡の金山を手中に押さえつつあり、その情報は各武将に流されたとも言われています。
断層の地形を生かした黒田長政の鉄砲隊や、秀吉の養子だった歴史がありながら不遇な扱いを受け、家康に救われた恩がある小早川秀秋らの活躍で、西軍は敗北。
石田三成は、この山を逆戻りし、敗走。北西に位置する伊吹山を経て、現在の長浜市内にひとまず隠れたとされます。
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