気温の乱高下に要注意!関東は来週後半に雪の可能性も?
記録的な暖気場から寒気場へ
今週は、北日本を中心に記録的な暖かさとなり、特におととい15日(木)は、強い南風が吹き荒れて、関東、北陸、四国で、春一番の発表がありました。ところがきのう16日(金)は、一転して強い北風に変わり、冷たい空気が流れ込んだため、きょう17日(土)は、極端な暖かさは収まっている状態です。
しかし、季節が落ち着く気配はなく、週明けにかけて、再び季節外れの暖かさがやってくるでしょう。上図は上空1500メートル付近の気温の予想ですが、あさって19日(月)は、平年よりかなり暖かな空気に列島がすっぽりと包み込まれ、特に北日本には平年より15度以上も高い記録的な暖気が流れ込む予想です。
このため、19日(月)の予想最高気温は、札幌15度(平年差+14度)、網走15度(平年差+17度)、青森19度(平年差+16度)など、北日本では5月並みの陽気の所も多くなり、過去の2月の高温記録を大幅に更新するような異常な暖かさとなるでしょう。関東などでも週明けは20度以上まで上がり、強い南風によって、再び花粉の大飛散も予想されるため、十分な注意が必要です。
ところが来週の半ばになると、北日本には一気に真冬並みの寒気が流れ込み、関東地方にも地上で雪を降らせる可能性のある0度以下の寒気が22日(木)頃にかけて南下してくる予想です。さらにこの頃には、前線に伴う降水域が本州付近に横たわる予想となっているため、関東の平野部でも、内陸を中心に、みぞれや雪に変わる可能性がある状態です。
来週後半は関東で雨が雪に変わる?
まだ5日以上先なので、コンピュータの予想には、モデルごとにかなりのブレがある状態ですが、最新のGSMモデルによる予想によると、21日(水)は関東で広く雨となり、その雨が22日(木)にかけて、北部や内陸から徐々にみぞれや雪に変わる計算となっています。今後、この雪の予想がさらに強まるのか、あるいは弱まるのか、注視しなければなりません。
雪にはならなくとも確実に寒くなる
ウェザーマップ発表の最新の関東の予報は上図の通りです。あさって19日(月)は18度位まで上がり、20日(火)はピークで20度以上の所も多くなるでしょう。ところが21日(水)は一気に寒くなり、最低気温の6度前後が午後に出るかもしれません。
そして22日(木)は、さいたま以北で雨か雪の予報となり、その後、来週の週末にかけて、東京を含め、雨か雪の予報が続く状態となっています。雨で降るか、雪が交じるか、雪になるか、またどれくらい降るか、いつまで降るかなどは、モデルごとに定まっていないため、不確実性の大きな状態ですが、21日(水)には一気に寒くなる計算でほぼ揃っています。雪にはならなくとも、冬の寒さが戻りますので、寒暖差にご注意ください。