【下関市】ゆたかな多文化共生社会を目指す。多言語図書館を広めよう!
「多言語図書館」プロジェクト
多言語図書館を広める活動をしている新田さんを取材しました!!
下関出身の新田隆充さんは、15歳の時からエスぺラント語を独習されていて、現在ではエスペラント語教室を運営しながら、多言語図書館を広める活動をされていらっしゃいます。
エスペラント語とは
エスペラント語とは、ヨーロッパのおもな言語の単語や文法を整理してつくられた国際補助語と呼ばれる言語だそうです。
いまから136年前(1887年)にザメンホフというお医者さんが作った人工言語で、主にヨーロッパの言語をベースにつくられていて、文法が規則的という特徴があるそうです。
新田さんは、かんもんエリアでさまざまな「言語イベント」を開催して「多言語図書館」を呼びかけていらっしゃいます。
エスぺラント語と下関
古くから下関には「日本書紀」や「神皇正統記」、「仏説阿弥陀経」、「方丈記」などをエスペラント語に訳した豊浦高校の教頭先生や、野原休一さん、下関市を舞台にエスぺラント語で詩や小説を書いた上山政夫さんなど、面白い活動をした方々がいらっしゃったそうです。
「多言語図書館」とは
さて「多言語図書館」とは、その名の通り、多言語の本を置くことで、本を通じて、自分の居場所を感じるようなまちづくりを目標とされています。
多言語本棚を設置計画中!
新田さんは街中に「多言語本棚」設置を計画中で、既に下関市内ではゲストハウス「ウズハウス」に設置されています。
また、豊浦町のバス停に設置する下関市初の「屋外本棚」、東亜大学内の「漫画図書館」のなかにも多言語本棚が設置されるそうです
是非とも注目されていてください!
「多言語図書館」の可能性は無限大!!
新田隆充さんの今後の活動とは・・・
新田さんの「多言語図書館を広める活動」は、全国・世界各地からエスぺラント語の本や資料の寄贈を受け、2013年「エスぺラント図書館」を立ち上げたことが、全てのきっかけだそうです。
「言語コミュニティは、図書館を必要としている」と感じ、「多言語図書館を広める活動」をスタート。
「星の王子さま」多言語読書会では、7言語の朗読、リアルタイムの同時文字通訳をおこなったそうです。聴覚に障がいのある方も含め、だれもが参加できる読書会を実現されたそうです。
同じ物語を、言語の違う方々同士でも楽しめるとは、素晴らしいですね!
外国語の本のリクエストやおすすめを募集しています!
新田さんの活動は、益々広がりを見せ、下関市と北九州市の方達はもちろん、現在では中国語、韓国語、ベトナム語、モンゴル語、英語、フランス語、ヒンディー語、ウルデゥー語、ベンガル語などに通じた仲間が増えているそうです。
この方は、多言語図書館に英語フィリピノ語日本語辞書を寄贈してくださったそうです。色んな方との繋がりも生まれていくことが、この活動の素晴らしい点です。
多言語図書館では活動の一つとして、①外国語の本のリクエストやおすすめを募集中だそうです!
同時に、②「多言語本棚を設置してもいいよ」という下関市・北九州市の店舗や施設もあわせて募集されています!
気になる方は以下のWEBサイトからお問い合わせしてみてください。
mubik.jp Facebook:https://www.facebook.com/mubik.jp
多言語図書館が、もっと広まりますように!
「多言語本棚」が設置されている「ウズハウス」の地図や駐車場など詳細情報
ウズハウス
下関市阿弥陀寺町7-8
083-250-9787
9:00~23:00(L.O.22:30)
ほぼ無休
駐車場あり/赤間神宮第3駐車場海側