蒸し暑い季節を目前にして、涼しげで輝く雨粒のような'ガラス作品'の展示が、2023年6月3日（土）から宮城県松島町の「海とガラスと庭園のミュージアム / 藤田喬平・藤田潤ガラス美術館」で開催される。展示名を「上村由希ガラス工房 -Glass Collage 2023-」とし、そこにはガラス作家の上村由希氏の創作に対する想いや、デザインなどを多くの人々に広く体感してもらいたいという想いが込められている。

その作品の特徴といえば、まず1つが平面に様々な色のガラスを部分的に重ね合わせ、単色では生み出せない絶妙な色合いを創り出しているということ、そして2つ目が光と影を味方につけて、ガラスとは思えない広がりのある独特の世界観を生み出していること。ただ、これらはあくまでも筆者が感じた作品の特徴なので、是非皆さん自身の目で見て作品を感じて欲しい。

展示場所は、館内の常設展示とは別のフロアにある企画展示ルームで、ミュージアムショップと共に無料エリアに含まれているため、気軽に立ち寄って見学が可能だ。施設の出入口にある受付にまずは進み、見学したい旨を伝えよう！

加えておすすめしたいのが、展示室からすぐの庭園。ガラス展示を見学した後の高まった感性と共に、ゆっくりと素敵な庭園の景色を眺めながら、身も心もリラックスさせて帰宅しよう！

[上村由希ガラス工房 -Glass Collage 2023-]

開催期間：2023年6月3日（土）から同年9月3日（日）まで
開館時間：9:30 - 13:00（※最終受付時間13:00、その後13:30閉館）
企画展示の見学料金：無料（※常設展示の見学は有料）
定休日：2023年7月3日、4日、5日
（※記載以外の臨時休館日などは施設公式ホームページで随時お知らせ中）

美術展などに興味がない方にも、ガラスという摩訶不思議な素材の可能性を知ることが出来るので、きっと楽しめることと思う。神秘的でいてその不思議な世界観に、見ている内に自然と惹き込まれているかもしれないぞ。一人でフラっと立ち寄り、または誰かを誘って素敵な作品を見に行ってみよう！