【泉南市】予約困難な「人気鰻屋」がわが街に初出店!大ぶりな『特上鰻重(一尾)』“特別価格”は今だけ
「岩出店で予約がとれないと言って、泉南店に来てくださったお客様もいらっしゃいます」
そう話すのは、昨年の12月29日にオープンしたばかりの泉南名代 鰻屋「黒船(くろふね)」の兼松 真之(かねまつ まさゆき)さん。
兼松さんは、このお店をオーナーに任された言わば泉南店のリーダー的存在の人。
「低価格で美味しい鰻を届けたい」と店舗拡大に向けて多忙な日々を送るオーナーに代わって取材対応してくださいました。
(取材日 2025年1月6日)
市役所のすぐそば
泉南市役所からほど近い「泉南ビジネスセンタービル」の1階にオープンした 泉南名代 鰻屋「黒船」は、一昨年の12月にオープンした岩出名代 鰻屋「黒船」の2号店。岩出店は、いつも予約で席が埋まるほどの人気ぶりだそうで、取材日も「岩出店で2度食べたけど、美味しかったから家から近いこちらにも来てみました」と、阪南市にお住まいのご夫婦が話してくださいました。
予約の電話やお持ち帰りのお客さんが途切れない様子からも その人気ぶりがうかがえます。
こぢんまりとした店内には、カウンター席が5席、2人掛けテーブルが3卓、4人掛けテーブルが2卓配されており、高級料亭を思わせるような清潔で粋な佇まい。お正月らしいBGMが気分を盛り上げてくれます。
メニューはシンプル
メニューはとてもシンプルで、「鰻重」と「ひつまぶし」の2種類
それぞれ鰻の量によって「並(半尾)」「上(四分の三尾)」「特上(一尾)」が選べます。
・「鰻重」 「並(半尾)」1900円/「上(四分の三尾)」2600円/「特上(一尾)」3100円
・「ひつまぶし」 「並(半尾)」2200円/「上(四分の三尾)」2900円/「特上(一尾)」3400円
*すべての「鰻重」にお漬物、汁物、薬味が付きます。
*すべての「ひつまぶし」に薬味、お漬物、日本一こだわり卵、汁物が付きます。
*料金すべて税込
その他「お飲み物」メニューには、ビールや冷酒、ソフトドリンクなどが揃います。
「特上鰻重(一尾)」”特別価格”は今だけ
現在同店では、「GRAND OPEN記念フェア」(1月末まで)と題して、通常価格3100円の「特上鰻重(一尾)」を期間限定特別価格2600円にて提供中。
迷わず「特上鰻重(一尾)」をオーダーします。
各テーブルには、自由に飲める「温かいほうじ茶」が用意されており、さりげない心遣いがこの上質な空間をさらに引き立てています。
取材日は、冷たい雨の日だったので、到着後すぐにカラダが温まりとても助かりました。
ほどなくして、見た目にも華やかな可愛らしいお重が運ばれてきました。
LINE公式アカウントに登録すると、お持ち帰りや席の予約、「日本一こだわり卵」(トッピング)のプレゼントもあると知り、早速登録して卵もつけてもらいました。
さすが、一尾は贅沢ですね。
大ぶりな鰻は、箸で持ち上げると手がプルプルするくらい重量感があります。
まずは、鰻だけでひと口。ほどよく脂がのったなんの雑味も感じさせない高級鰻に感動します。「関東風」のタレをからめ黄金色に焼き上げた鰻は、想像以上に淡白で上品な味わい。
皮はパリパリ、身はふっくら。噛むほどに旨味が広がります。鰻といえば“濃くて甘辛いタレ”を想像しがちですが、控えめなタレの味が鰻本来の豊かな風味を引き立てています。
白ごはんは、五つ星マイスター杉原米穀店さんが厳選した、鰻にあうしっかりめのお米を使用。山形県産の「はえぬき」をベースに、丹波篠山産の「コシヒカリ」をブレンドしています。両者の粒度の違いで生まれる隙間にタレがよくからみ、冷めても美味しく「鰻弁当」で持ち帰るのもおススメだそう。
次は、お茶碗によそって「日本一のこだわり卵」をからめていただきます。
この食べ方は初! クリーミーな卵で鰻の旨味を封じ込め、口の中で解放し溶けださせる感じ。まさに至福の極みです。この卵の詳細は教えていただけませんでしたが(企業秘密?) 、間違いなくピュアな逸品です。
そして次は薬味でさっぱりと。添えられた「わさび」「ねぎ」「紅しょうが」は、それぞれの味を楽しんだり、組み合わせたりすることで、未知の「コラボ」を探求できます。
さきほどの卵とは真逆の爽やかな味わいに、雨の日の憂鬱もすっかりかき消され、ひとつの料理が紡ぐ物語に陶酔します。
テーブルの引き出しには、「タレ」と「山椒」が常備されているので、“追いダレ”やさらなる“味変”を楽しむのもおススメ。
安心・安全なニホンウナギを使用
同店では、ISO9001認証、または、ISO22000認証の食品安全管理認証、HACCP品質管理といった厳しい検査を通過した安心・安全なニホンウナギを使用しています。海外の養鰻場で「水」や「エサ」に徹底的にこだわり育てることで、高級鰻を低価格で提供することを実現。じっくり大きく育てた鰻は、一般的な鰻屋さんの「半尾」「一尾」表記の1.5倍から2倍(グラム数)の大きさがあるそう。
このボリュームなら、通常価格の3100円でもかなりお値打ちだと感じます。
食を通じてお客様に喜んでいただきたい
オーナーの須川 愛莉(すがわ あいり)さんは、20歳まで理容師として働くも「食を通じてお客様に喜んでいただきたい」という想いが強くなり、飲食業へ転身。26歳という若さで、これまで様々なジャンルの飲食店に関わり、サービスや店舗運営について学びながら経験を積んでこられました。
そんな須川さんが目指す店は、「地域のみなさまに愛される店」。高級料理のイメージが強い「鰻」を日常的に楽しんでいただけるようコストパフォーマンスの良さを大切にしています。
「高価だから特別な日にしか食べられないではなく、普段のお昼ごはんや家族の食卓にも登場する。『鰻』がそんな存在になってほしい」という想いで、温かい人情が根づく同市に出店を決めたといいます。
(店舗取材後に届いたメッセージより)
須川さんのおススメメニューは「ひつまぶし」。
「黒船流ひつまぶし」は、4膳目まで楽しめるのが特徴なのだそう。
まずはそのまま。次に薬味を添えて。3膳目は出汁をかけてお茶漬け風に。そして、4膳目は卵黄をのせることで、まろやかで濃厚な味わいをお楽しみいただけます。
次はぜひ「黒船流ひつまぶし」を食べてみたいと思いました。
2025年のはじまりに、縁起のいい鰻を食べて、鰻のぼりの運勢を願いませんか?
今年も良い年になりますように。