【秋田県横手市】庭園を眺めながら名物のにら蕎麦を!横手市平鹿町に誕生した蕎麦店『樹楽庵』とは?
4月6日オープン!オシャレな店内で本格的な十割そばを楽しめる『樹楽庵』とは?
木の温もりが感じられるオシャレな店内。カウンターから見える心安らぐ庭園。そして地元の食材にこだわった十割そば。
先月4月6日、横手市の平鹿野球場近くに一軒の蕎麦店が誕生した。誰でも気楽に立ち寄ってもらいたい。そんな思いが店名に込められた『樹楽庵(きらくあん)』である。
噂の蕎麦店は、緑あふれる景色の中にあった。心地よい5月の風を浴びながら、真新しい暖簾をくぐり抜ける。趣きのある良い蕎麦屋さんだな。そんなことを思いながら店内に入ると、入口で手書きのメニューボードが迎えてくれた。どうやら蕎麦とあわせて、現在は旬の山菜も楽しめるようだ。
古民家風の店内は広々としており、木の温もりを生かした内装が印象的だ。ちなみに奥のカウンターの窓からは、外の庭園風景も堪能できる。良い景色と本格的な十割そば。この時点ですでに「アタリ」の予感だ。
品書き
もり蕎麦(小鉢・お新香付):800円、にら蕎麦(小鉢・お新香付):850円、天もり蕎麦(小鉢・お新香付):1,150円
かけ蕎麦(小鉢・お新香付):850円、天婦羅蕎麦(小鉢・お新香付):1,250円
※蕎麦の大盛り:200円追加
天丼(小鉢・お新香・お味噌汁付):1,000円、小天丼:650円、肉丼(小鉢・お新香・お味噌汁付):1,000円、小肉丼:650円
※小天丼と小肉丼は蕎麦とセットで注文の際は500円
天婦羅盛合せ:1,000円
お子様うどん(ゼリー付):500円
品書きはメインの蕎麦を、天婦羅や丼物が脇を固める。ボリューム満点の天婦羅や、地元平鹿町のブランド豚・笑子豚(エコブー)を使った肉丼も気になるところだが、今回私は『樹楽庵』の名物・にら蕎麦をチョイス。入口のメニューボードで出会った旬の山菜三点盛りもあわせて注文した。
地元で味わう栃木のご当地グルメ!ニラの香り広がる『樹楽庵』の絶品蕎麦とは?
お待ちかねのにら蕎麦が、この季節限定の山菜三点盛りと共に登場。栃木県鹿沼市のご当地グルメとしても名高いにら蕎麦だが、秋田ではなかなか出会えない逸品だ。ニラと蕎麦。果たしてその相性は如何に。
おお、なるほど。蕎麦を口に運ぶと、ニラの香りがふわりと広がる。蕎麦はみずみずしく、ニラの歯ごたえも良いアクセントになっている。
鰹の出汁が効いたつゆは上品な味わいで、にら蕎麦の風味とマッチ。フレッシュな素材の味が際立つ、爽やかな蕎麦という印象だ。
お供に頼んだ山菜三点盛りも優秀だ。酢味噌の辛味が効いた行者にんにくのぬた、トロリと粘るわらびの生姜お浸し、そして独特なほろ苦さがクセになる葉わさびのお浸し。この山菜オールスターズからも、新鮮な素材にこだわる『樹楽庵』の思いが垣間見える。
増田町産まれのそば粉に、平鹿町生まれのお米や卵。『樹楽庵』の食材は地元産が中心である。地元の風景を見ながら啜る地元の蕎麦。それはいつもの日常の中に宿る、ちょっぴり贅沢な時間だ。『樹楽庵』は今後平鹿町のシンボルのような店になっていくかもしれない。
それにしても良い店ができたなぁ。ニラの香り広がる絶品の蕎麦を食べながら、ひそかにそう思う私である。
【店舗情報】
樹楽庵
住所:秋田県横手市平鹿町浅舞一関向1-15
営業時間:11時30分~15時
電話番号:090-2155-0551
定休日:木曜日