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台風15号は熱帯低気圧に変わりつつ九州へ。さらに2つの台風が発生か?

杉江勇次気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属
台風14号と15号の雲(ウェザーマップ)

熱帯低気圧として九州に接近か?

台風15号予報円(ウェザーマップ)
台風15号予報円(ウェザーマップ)

台風の最新情報(気象庁発表)

台風15号は小笠原の南海上を北西へ進んでいます。

今後も北西方向へ進み、火曜日の午後には九州へ接近しそうですが、この頃には台風から勢力を弱めて熱帯低気圧に変わっている予想です

ですから危険度はワンランク下がることとなりますが、それでも熱帯の空気をたっぷりと持ち込むため、九州を中心とした西日本で雨雲が発達する恐れがあります。

火曜日~水曜日にかけては、特に西日本の太平洋側でこの熱帯低気圧に伴う激しい雨、大雨の恐れがあると思われますので、今後の情報にご注意下さい。

また今はお盆休みで、海のレジャーに行かれる方もいると思いますが、週明けは西日本の太平洋側で、台風15号やこれから変わる熱帯低気圧に伴ううねりが高まる恐れがあります。海の事故にあわぬよう十分にご注意下さい。

台風16号と17号が立て続けに発生か?

火曜日の天気図(ウェザーマップ)
火曜日の天気図(ウェザーマップ)

火曜日の予想天気図をみると、日本周辺の海上がとても騒がしくなっています。

まず台風14号は中国大陸へ上陸し、熱帯低気圧に変わり、台風15号も西日本の南海上で熱帯低気圧に変わっている予想です。

ところがこれに変わって、南シナ海にある熱帯低気圧が先ほど気象庁から今後24時間以内に新たな台風へ発達する見込みとの情報が発表されました。

さらに現在は西経域にあり、ハリーケーンとしての熱帯低気圧が日付変更線を西進し、新たな台風が発生する可能性が高くなっています。

つまり、火曜日までには二つの台風16号と17号が相次いで発生する可能性が高いということです。

これまで台風17号の早い発生記録は1951年の統計開始以来、1位7月17日午前9時(1971年)、2位8月10日15時(1955年)、3位8月15日15時(1965年)となっていますので、もし予想通り、8月14日までに台風17号まで発生すれば、統計史上3番目に早い記録ということになります。

ちなみに平均すれば今頃の台風発生個数は10個程度です。

これらとは別に沖縄の南でも新たな熱帯低気圧が発生する見込みで、今後も日本周辺の海の上から目が離せません。

平成30年7月豪雨による大雨被害に対して、緊急災害支援募金(Yahoo!基金)を行っていますので、ご協力をお願いいたします。

気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属

人の生活と気象情報というのは切っても切れない関係にあると思います。特に近年は突発的な大雨が増えるなど、気象情報の重要性が更に増してきているのではないでしょうか? 私は1995年に気象予報士を取得しましたが、その後培った経験や知識を交えながら、よりためになる気象情報を発信していきたいと思います。災害につながるような荒天情報はもちろん、桜や紅葉など、レジャーに関わる情報もお伝えしたいと思っています。

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